北海道のほぼ中央にある滝川市から最東端の根室までを結ぶJR根室本線のうち、釧路から根室までの区間がいつの頃からか「花咲線」の愛称で呼ばれるようになった。
もちろん立派な赤字路線で無人駅が少しずつ消え、花咲線自体ももしかしたら消え去るかも知れないとの思いがある。
いつもは単車両のジーゼル車が、まるでオモチャのようにコトコトと走っているのだが、最近赤字解消にと観光列車やラッピングトレインを走らせるようになった。
今日は、そのコトコト走る車両を撮りに車を走らせた。
2~3時間に1本しか走らないので、しっかり時刻表を確認して撮影場所にスタンバイ。
時々見える鳥を撮影して時間を潰していたら、草原をかき分けるように主役が登場。
恥ずかしそうに湿原の縁をゆっくり走り去った。