道の駅 阿寒丹頂の里の向かい側に釧路湿原美術館と云うのがある。
芸術にはさっぱりな私はいつも素通りなのだが、ここ数日は私の主治医である先生の御尊父が描かれた作品が無料コーナーに展示されていると云うので立寄ってみた。
ロビーへ入り右手が有料の受付で左に無料の展示室があるようだ。
そこへ恐る恐る入って行くと、何と先生が一人で受付?
お互いにギョッとし、そして笑顔の挨拶。
先生の御子息二人も医師で、御長男は先生のクリニックの院長、御次男は千葉の大学病院から週に一回出張診療にやってくる。
先生は理事長として未だに現役で私のようなフアンの為に診療を続けているのだが、まぁ気さくで優しくて その先生の笑顔に癒される患者も多いに違いない。
「遠い所へわざわざ 来て頂いて・・・・・」と云われ
「いぇ、わざわざではなくて 親戚の家へ行く途中なので」と恐縮するのだが作品を一つずつ紹介されてさらに身が縮んだ。
「それにしても 皆様 多芸多才ですねぇ」と感心したら
「コレもあるからね」とマイクを持つジェスチャー
そう、先生は総合病院に勤務していた時から忘年会や何かのパーティではトリをとる程の歌唱力。紙テープや紙吹雪が舞うのだ。
そして御長男もNHKのど自慢で合格の鐘を鳴らした芸達者。
サービスで出されたコーヒーには砂糖もミルクも入れるのをガマンした。
患者としては検査結果を熟知している主治医の前で堂々と糖分をとる勇気は無いからね。