赤信号で停車したら前の車に「電気自動車」の文字。
軽自動車のナンバープレートが付いていて車体も軽自動車サイズだが、電気を充電して動くのだろう。
でも都市間距離が長い北海道で普及するか疑問がある。
下手したら山の中でストップしてしまうことも考えられる。
出川哲郎の充電バイクなら文句言いながらも押せば何とかなるけれど車じゃそうはいかない。
それに充電できるスタンドがそんなにあるとは思えない。
青信号に変わった途端、ハイブリット車の私の車を置き去りにして凄いスタートダッシュで引き離された。思っていたよりは馬力があるようだ。
運転席にいたのは髪の長さからして女性のようだった。
それがデヤーッとすっ飛んで行ったことに何かを感じた。
私が必死にアクセルを踏む時のことを考えたら、その答は一つだ。
あれはう●こを我慢しているんだとルンバと意見が一致した。
次の交差点で右折してトイレが綺麗で沢山並んでいる●●デンキに入って行ったら、それが確信に変わる。
そして予想通りに彼方へ去った電気自動車の右折ウィンカーがカチカチと光ったのが見えた。
私は「まだ気を許すな」と遠くに見える彼女に声援を送った。