今日は久しぶりに予定がある。図書館へ本を返しに行かなければならない。
それに「ついで」がある。
「まなぼっと幣舞」で開かれている近隣の町の人で作っているらしい写真愛好会の作品展を見に行くつもりだ。
Pに車を置き、一区画離れた図書館まで歩くのだがチョット体調が悪そうな感じがする。
昨日は凄く元気にジョギング出来たのに年を取ると一日一日が何かとの戦いだ。
エレベーターに乗ったのは4人。上昇を始めた反動かどうかは知らないが「屁」をしたくなった。
その気配を顔に出さず耐える。狭い箱の同乗者に吸わせてはいけないという分別はある。
目的階へ到着しトイレへ行こうと思ったが先に入られ,本の返却を優先することになった。
返却し適当に5冊の本を選び、そのままエレベーターで地上へ降りた。
P迄の途中、さりげなく空気中へ拡散。爽やかな秋の気配が漂う街を、ほんの少し汚した。
予定通り写真展の開かれている「まなぼっと幣舞」へ寄り道。
少しでも歩こうと少し遠い坂道の先にあるPを選んだ。
写真展は小規模で、見終わった後さらなる「ついで」をしてみようと思った。
ひさしぶりの「階段上がり」だ。
10階の展望室まで上がりヒーヒーと空気を吸う。
今日はこれが大嫌いなジョギングの代わり。時間にして数分の頑張りだ。
展望室から今日も霧に覆われた街が見えた。
湿気の多い空気は、いつまで留まる気だろうか。
でも霧が消えたら一気に冬へ向かうのかと思うと少し憂鬱になった。
あっ、そうだ。 パンを買ってきてと云われていたのを思い出した。
「ついで」を一つ忘れるところだった。