台風13号が九州に接近中、次男シンラの学校の文化祭でクラスのテーマを「竹」にして、生徒達に何か作らせようという事になった。先月、もう2回ほど学校に行き、最初は全員に風車の作り方を教えた。2回目は半分の生徒15名に「四海波花篭」を教えた。しかし、50分の制限された時間の中では、「教え込む」と言うより、「手伝って作ってあげる」という感じになってしまう。 「んー、もう少し時間があれば!」と思うことしきりである。
昨日、3回目の授業では、もう、教える時間ではなく、風車の量産させる段階でなくてはならないのだが、とても、とても。風車のヒゴを200個分、風車を止める手竹を200本、羽になる紙を1600枚、あとは軸になる竹の先に差す玉を何にするか?考えて、100円ショップでビーズ玉を捜すが適当な大きさの物が無い。取り合えず、紙粘土を買っていき、丸めて作らせるか?とも、考える。
学校についてみると、学校の回りに大きな楠が生えている。その下を見ると、無数の楠の種が落ちている。大きさと言い、形と言い丁度良いのだ。特に学校にある物を使った方が意義がある。
四苦八苦しながら、15人の生徒に風車の編み方、羽の付け方、軸の取り付けなどを指導する。「時間内に覚えることが出来なかった人は、後から出来た人に聞いてください!」と、少し、消化不良のまま、帰って来た。