町田、相模原は奴の縄張りである。
子供の頃から、貪欲に肉を求め続けて生きてきた奴だ。
鮫が何十キロ離れたところでも、血の匂いを嗅ぎつけてくるように・・・・
まるで、狼の様に、ギラギラとした目を輝かせ・・・・
猪の様な体型で、路上をうろつき回って居る。
先日、私のフェイスブックのフィードに突然、奴から書き込みが入った。
「お久しぶりです。明日から町田を荒らしにくるという<wbr></wbr>ことなので、このメッセージを見たら電話をください。先日スマホ<wbr></wbr>が壊れ、データが復元できず、高江さんに電話をすることができま<wbr></wbr>せん。今後の肉業界について語り合いたいと思います。待ってま~<wbr></wbr>す。」
悪い予感がする。
奴と知り合って、35年の歳月が流れている。その間、奴は肉を食べ続けているのだ。
ブラックホールの様に、肉という肉を吸い込んでいく男である。
私は、ただただ、吸い込まれて行く肉を、ポカ~ンと見惚れているだけだ。
この日は、町田では有名な馬肉の店、「柿島屋」にやってきた。
昔、東海道の宿場町であった町田で、何故かこの辺りで、よく馬が死んだそうだ。そこから、この馬肉料理が発達したという人もいる・・・・・(;^_^A 本当だろうか?
馬肉は、赤身が多くさっぱりとしている。火を通し過ぎると硬くなるので、赤身が残っているうちに食べた方が美味しい。
今回は、奴と食べているので、必然的に生肉の状態で食べることになる。ほとんど生の状態で、ドンドン食べて行くので、ゆっくりしていたら全部無くなってしまうのだ。
鍋の他に、馬刺し・肉みそ豆腐・メンチカツ、カレーメンチ・・・・・・・
カレーメンチ?と思ったが、さっぱりした馬肉のカツに、コッテリとしたカレーが合うのだ。
カレー風味のミンチカツを想像していたら、ミンチにどっぷりと掛けられたカレーが出てきた。
ミンチを箸で割り、このカレーをたっぷりと付けて食べるのだ。
このカレーミンチも、奴がほとんど食べてしまい、お代りを追加した。
これだけ食べて、まだ、「馬肉の後は、豚肉に行きましょう!」と、次の店へ
つづく
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