これだけ食べて、まだ、「馬肉の後は、豚肉に行きましょう!」と、次の店へ・・・・
土砂降りの雨の中、奴に付いて行ったのが「いくどん」という、豚肉の焼肉店であった。小汚い店であるが、店内には活気がみなぎっている。
カウンター席に座り、取りあえず名物の「シロ」
シロコロと云って、豚ホルモンのやわらかい大腸のみを、割かずに管状のままで脂身を適度につけたまま洗った生の状態で、やわらかな歯応えがある外側の部分と、内側のぶ厚く脂が付いている部分があり、一口大に切ったものを網焼きすると、外側の皮が収縮してコロコロになるのが特徴である。
一般的にホルモンとして売られているもの、焼肉店でホルモンとして出てくるものは、どちらも腸を割いて平たく薄くしたものが主である。
ビールを飲みながら、生焼けのホルモンを頬張る。特に、奴は顔中の筋肉を使って、むしゃむしゃと顔中で食べて行くのだ。
メニューの中の変わった物を見つけると、直ぐに、「これ取ってみましょうか?」と、一応は私に尋ねるが、必ず注文する。
この日も、「お宝焼き」と、聞きなれないポッピングを見つけた。すかさず、「これ何ですか?2人前下さい!」と、答えを聞く前に注文している。
これは、豚の首の部分の厚くて大きな欠陥だった。
七輪で焼くと、段々と硬くなりせんべいの様になる。ビールの摘みに最高であった。
私は、奴に習って、軽く炙り、半生の状態で食べてしまいました。
コブクロにレバー、カルビ、ガツ刺し・・・・・
まるで、先ほどまで馬肉やに行っていたことは、すっかり忘れてしまっているようだ!
恐ろしい!
奴の青春は、大分の汚いラーメン屋で、カウンターに座り、とり天と餃子をつまみながら、テレビ放映されているプロレスを見る事であった。
奴の憧れのレスラーはブルーザ・ブロディだ。
何度も言いますが、「この男凶暴につき・・・」
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