
京都府の北は日本海に面します。12月に入り、厳しい季節に入ります。
京丹後伊根の岬は、荒々しい断崖と、激しい波飛沫でした。日本海の断崖と言えば、福井県の東尋坊が有名ですが、ここにはもっと荒々しい自然がありました。

間人と書いて、たいざ、と呼ばれるこの地もこれから始まる厳しい季節を予感させます。間人は、聖徳太子の母親の名で、この地を訪れたそう。また、松葉ガニの有名な産地でもあります。

冬に入った日本海。天候は安定しません。これからは北西からの強風と、吹き付ける雪と、波の花が舞う、厳しく長い季節になります。

そんな中、天橋立は、宮津の湾に抱かれて悠久の静けさを保ちます。
秋田で生まれ育ったTakは、冬の日本海には暗く厳しいイメージが強くあります。東京で初めて冬を迎えたとき、晴天の日々が続く太平洋側と日本海側の違いに愕然としました。
最初は羨ましいと思いましたが、長い冬を乗り越えて迎える春の喜びはまた、そこでなければわからない、経験でもあります。
寒い冬になりますが、12月になれば、陽が伸び始める日を迎えます。風邪をひかないように気をつけましょう!