草津白根山とは、白根山(2,160m)、逢ノ峰(2,110m)、本白根山(2,171m)の3山を合わせて呼ぶようです。今日はこの3座を回ってきました。
白根山山頂のオブジェ
白根山の下にある湯釜
白根山と逢ノ峰の間には志賀草津道路とレストハウスがあり、シェルターも
2座目の逢ノ峰には火山活動監視設備がある
広やかな本白根山へのアプローチ
ズボズボ、ガサガサ、脚は傷だらけ
浅間山、北から見るとまだまだ白い
妙高の山々にはまだ登ったことがない
先月登った四阿山
元噴火口、アブナイ、アブナイ
こんな感じで、入山者は結構います
入山は自己責任で
実はこの草津白根山、噴火警戒レベル1が白根山直下の湯釜と、本白根直下の鏡池に出されています。いずれの山頂も、規制区域外ではありますが、自治体は登山道の立ち入り禁止を厳しく行っています。
噴火警戒レベル1と言えば、全国の活火山の多くに出されていますが、ここまでは厳しくはありませんよね。
白根の場合、湯釜付近の小規模噴火が2017年、本白根は2018年に起きている事、本白根の噴火が想定外の場所だったことから規制が厳しいのだと思います。
草津白根は観光地としても有名で、草津と志賀高原を結ぶ志賀草津道路が白根山の山頂近くを通り、春から秋は多くの観光客が山頂を訪れます。又、万座温泉は四季を通じて賑わい、スキー場も多くあります。
このように観光客が多い事も規制を厳しくしている理由なのでしょう。
白根山山頂のオブジェ
夏道は規制されていますが雪があれば登山道を通らずかつ、規制区域に入らず回れます。自己責任とは言え、何かあれば関係各位に迷惑をかけるわけで結構悩みました。でも、ルールには抵触しない事を前提に入山し、このブログも上げました。
白根山の下にある湯釜
ピークハント中である事もありますが、この山、以前より縁があり登りたい山でもあったんですね。
白根山と逢ノ峰の間には志賀草津道路とレストハウスがあり、シェルターも
バブル期に、私をスキーに連れてって、という映画がありました。志賀高原から苗場までスキーでいっちゃう、という無茶苦茶な設定ではありましたが、志賀と苗場は背中合わせという事をうまく使っていました。志賀草津道路を使うと、志賀高原と苗場はとても近いのです。もっとも、冬は閉鎖されていますが。一時期、志賀高原と苗場を繋ぐロープウェイをかけるという話が実しやかにされていたくらいです。
2座目の逢ノ峰には火山活動監視設備がある
志賀高原の横手山や寺小屋は遅くまでスキーができる場所で、その昔は開通した志賀草津道路を使い通ったものでした。思えば、当時から火山ガスで山頂付近は駐停車禁止でした。
広やかな本白根山へのアプローチ
さて、雪のある登山もそろそろ終わり。この山に登るラストチャンスでした。
ズボズボ、ガサガサ、脚は傷だらけ
雪は消えて、ササやハイマツが出てきて薮漕ぎが増えました。植生も露出して、気を使います。チェーンスパイクの着脱回数も増えます。もちろん、踏み抜きだらけです。
それでも、3つのピークは静かに待っていてくれます。もうすぐ開通する自動車道も、車の通らない最後の時を楽しんでいるようです。快晴の今日、妙高、志賀の山並み、四阿山、浅間山たちも笑顔で出迎えてくれました。
浅間山、北から見るとまだまだ白い
妙高の山々にはまだ登ったことがない
先月登った四阿山
春になる前の静かなひと時は、昔から好きでした。
車のいない志賀草津道路
誰もいない
雪の消えたスキー場跡
元噴火口、アブナイ、アブナイ
こんな感じで、入山者は結構います
入山は自己責任で
今日も無事下山しました。