物事に敏感でありたいと思うのであります。ソニー研究所にいらっしゃった
茂木さんがよくいう「クオリア」かもしれない。確か好奇心が脳をウヒョウヒョと
喜ばしている状態のことだ。で、世阿弥だとか利休だとか光悦だとか
画家や作家、音楽家、書道家、写真家、映画監督の方々はどうやって
感覚を研ぎ澄ましていったのでしょうか。気になるところです。
自然そのものが作り出す美しさだとか絵や字や写真や音楽や陶器
や演技だとか科学者や数学者、経済学者の未知なる探求だとか
そういうものを流れるように(つまり)理屈ぬきで楽しめる人間でありたい。
最近強くそう思うのであります。よい、悪いではなくて人が見逃してしまう
ようなものにこそ、目を向けるということ。それは気付くか気付かぬか、
ごく単純なんですが「何かを創造するヒント」がそこに隠されていると
おもっています。人への思いやりなども同じだと思います。
こうした感覚がなければ、自分の気付かぬうちにどなたかを
傷つけてしまっているなんてことにもなってしまいますしね。
感覚を養うにはやっぱり好奇心が重要なんだろうと思う、
そのためにはいろんなものを見たり、聞いたり、読んだり
自分からする必要がありましょう。