自己と他者 

自己理解、そして他者理解のために
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誰もが儲けてるなんてあり得ない

2006-01-17 00:34:22 | 日記・エッセイ・コラム・メモ

経済活動は人間であれば、全ての人が行っていることである。

現在、株式相場が活況を呈しているがこの約16300円という

日経平均株価をバブルだと思っている人も多いだろう。

HONDAの副社長が「明らかにバブル」だとハッキリいっていたことが

印象に残っている。

そもそも株式は企業が銀行を介さずに資金調達をすることが

目的。M&Aにも株が利用できるように法整備がなされ、

またホリエモンや三木谷氏などが敵対的買収の仕掛け人として

クローズアップされ、

ネットを利用した個人投資家も急激に増えて株式への関心が

急速に高まった昨年であった。さて、80年代後半に

はじけたバブルだが、現在の株式動向において、

見逃すことができないのが外国人投資家の

存在だ。かれらの老後生活は投資対象の浮き沈みによって決まる。

また彼らが資金を預けているヘッジファンドは強力で一国を瞬時に

不幸に追いやる力を備えている。新年に入り円高が続いているが、

動向を注視する必要がある。朝日の16日夕刊一面には

企業物価が1.7%上昇と出ていたが、経済気象台欄には欧米ヘッジファンド

による円高というシナリオも考慮する必要性があると警告していた。

誰もが儲けてることなどあり得ない。それは組織にも個人にも

いえる。

現在の株高で儲けている組織・個人、損した組織・個人はどういった人なのだろう。