亀岡犬甘野の蕎麦畑へ出かける朝、ネットで蕎麦処「いし田」を見つけました。
ナビの指示通り京都縦貫の篠ICで降りましたが、その後国道9号線へ出て亀岡方面へナビが指示する。
「これなら亀岡ICまで行った方が良かったな。馬鹿なナビだ」なんて何時ものように独り言。
助手席から「よく何時もそんなに文句が言えるね、ナビに怒っても仕方ないでしょ。時間もまだ早いからそんなに慌てなくても」と戒められる。
いつもと変わらぬドライブ風景です。
山間の細い道をしばらく走り、お店のある亀岡市東別院町東掛の町内へ到着。信号のある交差点の手前に「右折して200M」との案内看板が。
案内通りに進むとすぐに山手に一軒の古民家、「手打ちそば」のぼりが立っていてすぐに分かりました。
平日の営業時間は11時30分から。お店に着いたの11時頃でした。
しばらく駐車場で待ち、様子を見に店の前へ。時間前でしたがご主人が「どうぞ中へ」と案内してくれました。
自宅の母屋と同じ、四つ間造りの平屋の古民家。畳の上にテーブルと座布団が並んでいます。
案内されたテーブルに座ると「11時半からですので、しばらくお待ちくださいね。注文が決まりましたら聞いておきます」と親切な応対。
庭に出たりして周囲の田園風景など何枚か撮影しながら待ちました。
1
駐車場はこの手前にあります

2
周囲はこんな田んぼが広がります

3

4
右の障子の裏側がそば打ち場です

5
中からは周囲の緑もよく見える座敷です
自宅の母屋も同じような造りの田舎建、祝事や法事などがあれば襖を全部外せば4部屋が一間になります。
真ん中に柱が一本あるだけの大広間となるのです。

6
二人とも天ざる定食(1,700円)を注文し、私は少し庭へ出てみました。
色々な花も植えられています。

7

8

9
天ざる定食が出てきました。
いつも少し食べ始めてから「写真を撮らなければ」と気付きます。
細めの二八蕎麦と自家栽培のお米、キヌヒカリの釜だきご飯。
奥さんが「ご飯におこげがありますが、大丈夫ですか?」と、優しい物腰で訪ねて下さいました。
蕎麦も美味しかったが、このおこげのご飯がまた格別でした。
おこげのご飯は、高島市安曇川の「ソラノネ食堂」のかまど炊きご飯以来です。
昔は「おくどさん」で毎日朝に炊いたご飯を食べてました。
今も自宅には「おくどさん」が残っています。
使わないので、4年ほど前には煙突を撤去しましたが、そのままの形で残しています。

ご主人は釣が趣味だそうで、休みの日には由良川あたりへ鮎釣りなどに出かけられ、天然鮎の塩焼きもメニューにあります。
この日は先日来の雨で釣りに出かけられず、鮎の塩焼きは用意できないとのことでした。
お店の端のカレンダーには、今月の臨時休業のバツじるしが幾つも??
四国の四万十川へ何日間か鮎釣りに出かけるとのことでした。
次回ここへ来るときには電話で確かめてからが良さそうですね(笑)
10
お店が紹介された新聞記事の切り抜きが飾られてました。

11
お店の横手にはこんな小川が流れています

12
蕎麦処「いし田」
いいお店を見つけました。これから何回も訪ねることになりそうです。

訪ねた日 9月11日