昨日自宅の庭のエゴノキの巣箱から、シジュウカラの雛8羽が無事巣立ちをしました。
先日から巣箱の中から雛の鳴き声がよく聞こえていたので、順調に育っているとは思ってましたが、
思っていたよりも早い巣立ちだったように感じました。
昨日は午前から京都洛北の大原古知谷の阿弥陀寺へ、九輪草をはじめ色々な山野草の撮影に出かけてました。
帰りに寂光院へ立ち寄り、早めに切り上げて15時過ぎには自宅に戻りました。
(1時間ほど帰宅が遅ければ、巣立ちの様子を見ることはできなかったでしょうね。)
2階の窓から巣箱の方を見てみると、隣の家のテレビアンテナの支線にとまる一羽の小鳥を見つけました。
望遠で見てみると全体に少し黄色みを帯びた幼鳥で、これは自宅の巣箱から巣立ちしたシジュウカラの幼鳥では??
急いでカメラを持って、庭の木陰から巣箱を観察してみると、中から何度も雛が顔を出しました。
親鳥が餌を持って巣箱し近づき、盛んに巣立ちを促す様子が見え、家内を呼んで一緒に見守りました。
50分くらい間に7羽の雛が巣箱から飛び立ち、近くの屋根や松の木の枝などに飛び移り、全て巣立ちしました。
無事に育ってくれて嬉しいですが、今日からはもう餌を運ぶ親鳥も幼鳥の姿も無く、少し寂しい気分です。
また来年も来て、我が家の庭で巣作りをしてくれることを願って、楽しみに待つことにします。
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1番、2番は前日17日の様子です。
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番が交互に餌を頻繁に運んでました。
親鳥の飛び立つ姿はこうして撮影できたのですが、巣立ちする際の幼鳥の飛翔は1枚も撮れませんでした。
ここからは18日の巣立ちの様子です。
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2階の窓から見た巣立ったばかりのシジュウカラの幼鳥です。
この一羽は帰宅した時にはすでに巣箱の外へ出ていました。
同じような写真が続きますが、観察中に巣立った7羽の様子です。
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顔を出したり、中へ戻ったり・・・
やはり初めての外の世界は不安なんでしょうね。
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餌の虫をもらえるか?と大きな口を開ける雛。
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親鳥は餌を与えず、巣箱から出るように促します。
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足を出口の穴にかけ、この後すぐにこの子は飛び立ちました。
初めて空を飛ぶ姿は危なかしくて見ていられないほどの姿ですが、
必死で近くの木か、屋根の上へ転がるようにして飛び移ってました。
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そうして次の子がまた同じように顔を出ます。
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巣箱の下のフェンスで、親鳥が巣立ちを見守ります。
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親鳥も時々巣箱に入ります。
残りの雛を確認しているのかも知れませんね。
親鳥の飛び出す瞬間はなんと無く気配でわかり、撮影することもできたのですが・・・
花が飛び立つのは突然で、その瞬間を捉えることは全く出来ませんでした。
もう1台のカメラでビデオを撮れば良かったと・・・後の祭りです(笑)
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嘴がまだまだ黄色いです。
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成鳥のように白黒のはっきりとした色では無くて、全体に黄色みを帯びています。
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この子は飛び出して遠くへ飛べずに、巣箱のそばのの枝に止まりました。
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それにしても子供たちはもう親と同じくらいの大きさに育っています。
8羽を育てるためにどれだけ餌となる虫を運んだのでしょうね。
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親鳥が近くで連続して囀り、早く巣箱から出るように促します。
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義理の弟が作った巣箱ですが、前の止まり木も役に立ってますね。
口を大きく開けてますが、巣立ちを促すたねに餌は与えません。
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庭の高野槙のてっぺんで周囲をうかがう親鳥
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この子はこの後に地面へ降りて(というよりも落ちてしまった)しばらくじっとしてましたが・・・
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親鳥が迎えにきて、一緒に飛び立つことができました。
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親鳥の番が巣箱の様子を見にきて、全て巣立ったことを確認したようで、その後飛び立っていきました。
しばらく時間が経ってから再度親鳥が揃って庭にやってきましたが、その後は姿を見せなくなりました。
無事に8羽の雛が我が家で育ち、巣立ってくれて本当に嬉しい午後でした。
また来年戻って来てくれることを期待して、楽しみに待ちたいと思います。
このエゴノキに沢山の実がなる秋には、毎年ヤマガラも通ってきます。
今も時々姿を見せますが、また秋のヤマガラも楽しみです。
2022年5月18日 自宅の庭で