気ままに撮り歩き

季節の花や風景など撮り歩きしています

当尾(とうの)の石仏 3

2018年06月30日 | ハイキング

京都府木津川市の、岩船寺から浄瑠璃寺への石仏の道の3回目です。

今回歩いたコースは数多い当尾の石仏の内の一部、他にも多くの石仏や磨崖仏を周るコースが有るようです。

晩秋の頃の歩きやすい季節に、他のコースを歩いてみるのも良いと思います。

前回の最後、「からすの壺二尊」から浄瑠璃寺までの当尾の里の風景です。


「からすの壺二尊」の阿弥陀如来坐像。地蔵菩薩立像は左の奥側におられました。



道端の紫陽花


竹林がきれいです。



笹の葉を踏みしめながら歩きます。



あたご燈籠 【江戸時代】

三差路に建つ形式にとらわれない変わり燈籠で、愛宕神は火の神様(火伏せ)を司っています。

当尾ではお正月にここからおけら火を採り、雑煮を炊く風習があったそうです。


あたごの灯籠の三差路

歩いてきたのは右側の石仏の道。1.7Kmは岩船寺への車道です。

帰りはコミュニティバスで、この道を通って岩船寺まで戻りました。

バスに乗ればわずか7分でした(笑)


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「やぶのなか三尊」は三差路から直ぐの所です。


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藪の中三尊磨崖仏【弘長2(1262)】

もと浄土院という塔頭の本尊であったと思われます。

藪の中の岩に舟形の光背を彫りくぼめ、中央に地蔵と十一面観音、向かって左に阿弥陀を配する非常に珍しい配置の石仏です。


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民家の横を少し登っていきます。


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これは梅ではなさそうです。スモモ?? 道端の民家の庭で。


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首切地蔵 【弘長2(1262)】

釈迦寺跡」に建つこのお地蔵さまは、藪の中三尊と共に在銘石仏では最古のものです。

「首切り地蔵」の別名は、昔処刑場にいたからといわれています。

一時姿を消し都会に出ておられましたが、村人によって現地へ戻されました。


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阿弥陀石仏


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道端のカタバミ


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浄瑠璃寺の手前で


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浄瑠璃寺に着きました。京都府ですがバスは奈良交通の奈良駅からの路線。

岩船寺から加茂駅方面へは、コミニュティバスを利用します。


次回は浄瑠璃寺です。

 

影日 6月13日

撮影地 当尾の石仏の道・岩船寺〜浄瑠璃寺(京都府木津川市加茂町)

機 材 Nikon D4S

    Nikon D810

    AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED


当尾(とうの)の石仏 2

2018年06月28日 | ハイキング

6月13日に歩いた、岩船寺〜浄瑠璃寺への石仏の道の風景を綴っています。

「わらい仏」から0.6Kmも岩船寺方面まで戻り、ミロクの辻の「弥勒磨崖仏」へ向かいました。

岩船寺を出る時に、駐車場で貰った石仏の道散策マップをよく見てコースを決めていれば、

この往復1.2Kmを余計に歩くことは無かったのですが・・・・・

そんなに苦になる距離でもなかったので、楽しく歩くことが出来ました。


歩いたコース

「岩船寺」→「一願不動」→「わらい仏・ねむり仏」→「弥勒磨崖仏」→わらい仏・ねむり仏」→

「カラスの壺二尊」→「あたごの灯籠」→「薮中三尊磨崖仏」→「首切り地蔵」→・・・浄瑠璃寺



それでは「わらい仏」からの石仏の道の散策再開です。


昨日とよく似た写真ですが、紫陽花を蓮に見立てた「わらい仏」です。

ここから岩船寺方面へ戻り、ミロクの辻へ向かいます。


緩やかな上りの山裾の道を歩きます。

26日に歩かれたブログ仲間のはりさんは、逆方向ですね。

「弥勒磨崖仏」からこの道を通って「わらい仏」〜浄瑠璃寺へ向かわれたようです。


ミロクの辻の「弥勒磨崖仏」へやって来ました。


ミロクの辻 「弥勒磨崖仏」

山際の巨岩に高さ2.5mほどの仏さまが線彫りされています。

これは笠置寺本尊の弥勒磨崖仏(現在は焼失し、光背が残るのみ)をかなり忠実に模写したもので、京都府指定有形文化財です。




また来た道を引き返し、「わらい仏」を経て浄瑠璃寺方面へ向かいます。



道端にも小さな石仏


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所々にホタルブクロが咲いてました。


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田んぼの畦にも大きな岩が見えます。


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道端には自生のミツバも多く見られました。


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先ほど「一願不動」から降りてきた三差路へ戻って来ました。


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カラスの壺二尊 (阿弥陀・地蔵磨崖仏)【康永2(1343)】

 一つの岩に阿弥陀如来坐像と、面を変えて地蔵菩薩立像が彫られています。

阿弥陀仏の横に線彫灯籠は、火袋を彫り込み、そこへ燈明が供えられる珍しいものです。



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正面だけ見ていると見逃します。


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地蔵菩薩立像は、見え辛い奥側の側面におられます。


次回に続きます。


撮影日 6月13日

撮影地 当尾の石仏の道・岩船寺〜浄瑠璃寺(京都府木津川市加茂町)

機 材 Nikon D4S

    Nikon D810

    AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED


当尾(とうの)の石仏 1

2018年06月27日 | ハイキング

 

岩船寺から浄瑠璃寺周辺には多くの石仏や磨崖仏が残されていて、当尾の石仏の道と呼ばれ、人気のある散策路となっています。

何度か岩船寺と浄瑠璃寺にを訪ねていますが、以前から一度この「石仏の道」を歩いてみたいと思ってました。

この日は梅雨の晴れ間、雨の心配は無かったので、岩船寺の駐車場に車を置いて、浄瑠璃寺まで歩いてみることにしました。

駐車場のおじさんにその旨を伝えると、「ゆっくり楽しんできてください」と言って、

散策マップと帰りのバスの時刻表を渡してくださいました。

また、岩船寺から浄瑠璃寺へ向かうのが、下り坂で楽なコースだと教わりました。

ほんの一部ですが、歩いたコースの石仏や磨崖仏を紹介します。


木津川市内東南部の加茂町当尾(とおの)地区は古来、南都仏教の影響を色濃く受け、

世俗化した奈良仏教を厭う僧侶が穏遁の地として草庵を結び、念仏に専心したと伝えられています。

やがて草庵が寺院へと姿を変え、塔頭が並び「塔の尾根」ができ、いつしか「当尾」と呼ばれるようになったといわれます。

浄瑠璃寺や岩船寺周辺は小田原と呼ばれ、寺院や修行場が散在し、多くの磨崖仏が造立されました。

これらは道を行き交う人々を優しく見つめてくれる道しるべとしての石仏達です。

石仏は当尾の里の広範囲にわたり、散策コースの道中では旬の野菜が並ぶ吊り店(露店)など、

四季折々の美しい山村の風景が楽しめます。(木津川市観光ガイドより)


歩いたコース

「岩船寺」→「一願不動」→「わらい仏・ねむり仏」→「ミロクの辻」→わらい仏・ねむり仏」→

「カラスの壺二尊」→「あたごの灯籠」→「薮中三尊磨崖仏」→「首切り地蔵」→・・・浄瑠璃寺


わらい仏・ねむり仏からミロクの辻へ戻っったのが間違いでした。出発地の岩船寺より遠い所で、往復1.2Kmありました。

駐車場に戻って、散策マップをもらったおじさんにこの話をすると、

一願不動からのコースの場合は、ミロクの辻へは戻らずに浄瑠璃寺方面へ行くのが普通です。

ずいぶん遠回りになりましたね、と言われました(笑)


紫陽花の岩船寺を後にし、石仏の道を経て浄瑠璃寺へ向かいます。




木漏れ日の散策路を歩きます。日陰で案外涼しかった。




道から少し外れ、階段を降りたところが「一願不動」


「一願不動」
(岩船不動明王立像)【弘安10(1287)】

ただ一つだけのお願いを、一心にお願いすれば、叶えてくださるという一願不動さん。

高さ1.2mほどで右手には剣を持ち怒った顔をされています。(母親が子どもを叱るように、愚かな人間を叱っているそうです)

 

苔の覆われ、長年の風雨にさらされて、お不動様の姿がはっきり見えません。






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次はわらい仏に向かいます。


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あちこちに大きな岩もあり、ここにも磨崖仏が刻まれているか?と思いながら周囲を見ました。


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「わらい仏」

(岩船阿弥陀三尊磨崖仏)【永仁7(1299)】京都府指定有形文化財

 

当尾の代表的な石仏の一つです。蓮台を持つ観音菩薩と合掌する勢至菩薩を従えた阿弥陀仏です。

永仁7年(1299)の銘文があり、上部の屋根石が廂となっているので、風蝕の影響も少なく保存状況は良好です。

特に夕陽の中にたたずむ、やさしい微笑みをたたえた姿は微笑ましいものがあります。



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すぐ隣には「ねむり仏」がおられます。


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眠り仏(埋もれ地蔵)【南北朝】

わらい仏の向かって左脇に、半身を土のお布団にくるまれて心地よくすやすやと眠るお地蔵さまがいらっしゃいます。

眠りながらも右手には錫杖を持っておられます。


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この後、弥勒磨崖仏のミロクの辻へ向かいました。

片道600m、往復1.2Kmは三差路から浄瑠璃寺までの距離と同じ。岩船寺方面へ戻る事になり、ずいぶん遠回りになりました。


続きは次回です。


撮影地 当尾の石仏の道・岩船寺〜浄瑠璃寺(京都府木津川市加茂町)

機 材 Nikon D4S

    Nikon D810

    AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    AF-S VR Micro NIKKOR 105mm F2.8G IF ED



太神山(たなかみやま)3

2017年05月23日 | ハイキング

5月7日に登った湖南アルプス太神山の最終回です。不動寺の境内で昼食を済ませ、12時過ぎには不動寺を後にしました。

往路と同じルートで帰ることにしました。

別の下山コースが2ルート有りますが、車が下の駐車場ですから、このルートしか選択の余地なしです(笑)

 

12時7分 太神山不動寺を出発

緑がきれいです・・・・が、白飛びしてますね。

 

10分ほどで二尊門へ


右側に行けば太神山路傍休憩所から「三筋の滝」へ降りるルートで、先月紅枝垂桜を紹介したミホミュージアムの近くに出られます。

路傍休憩所近くには駐車場が有り、9月28日の大護摩供の際には軽四でここまで登ってくる人も多いです。

一度以前のプリウスで登ってきたことが有りました。尖った石が多くてパンクするかとヒヤヒヤものでした。

今のプリウスの扁平タイヤでは到底無理ですね。道も狭いので軽四の4輪駆動が一番良さそうです。

この休憩所からは標識にある「三筋の滝」(甲賀市信楽町田代)へ降りるルートとは別に、大津市新免のバス停へ降りるルートがあります。

以前に一度、自宅から太神山〜路傍休憩所〜新免〜自宅のルートを歩いていますが、

このルートはを歩く人は少ないようで、熊笹が繁っていて分かりにくい箇所が有りました。

「三筋の滝」へのルートは分かりやすい道ですが、県道に出た後の交通手段が問題です。

神慈秀明会前のバス停からミホミュージアム発JR石山駅行きの帝産湖南バスを利用することになります。

11時から17時まで1時間に1本運行されていますが、運行日に注意です。

(注意)ミホ・ミュージアムの休館時および定休日には運行され無いので、事前にバス会社に問い合わせが必要ですね。

この路線を利用してもtakayanの自宅へは、最も近いバス停で下車しても30分〜40分は歩かなければならないです。

因みにtakayan宅側のバス停「アルプス登山口」からの路線バスのダイヤは、本数も多く便利で、殆どの方はこちらから登ります。

当日山頂の不動寺で出会った方は、三筋の滝近くに車を駐車し、登ってきたと仰ってました。これならOKですね。

「三筋の滝」方面へは車で時々出掛けます。自宅から30分位の所です。


二尊門の前の道標

写真を撮った時には・・・なんて書いてあるのかなあ〜??

帰ってパソコンでじっくり見直してみました。

「志が羅き道」 しがらき道と書いてあるのです。

ネットでこの道の事を調べてみると、ここを数人のグループで歩いたと言う人のブログを見つけました。

途中からは道がなくて、山の中を迷いながら降りた所は「信楽町畑地区」で、

たまたま1日2本ほどしか無い、信楽高原バスの信楽駅行きに乗れたのは幸運でしたと、写真とともに掲載されてました。

バスに乗れなければタクシー会社を探して、迎えに来てもらうしか交通手段は全く無い所です。高く付きそうです。

昔は、takayanの地元から歩いて信楽へ向うには、太神山を経由しこの道を歩いて行くのが、一番近いルートだったのでしょうね。


馬酔木の新芽がきれいです。


下りの木の葉の道は楽チン、ルンルン気分です。


新緑のシャワーを浴びながら気分爽快で歩きます。


12時48分

「泣不動」で休憩もせず、一気にこのお堂まで歩きました。帰りは早いです。ここでしばらく休憩。



カンカン照りの良い天気でしたが、風が爽やかで暑さは感じませんでした。


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13時3分

七曲りの岩場まで戻ってきました。


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見晴らしの良いのは此処だけです。

琵琶湖や比良、比叡を望むなら「堂山」か「笹間ヶ岳」ですね。


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もうすぐ不動橋


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13時12分

不動橋まで戻ってきました。此処まで不動寺から1時間ほどでした。


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帰りにここの景色を撮影しようと思ってました。降りられる箇所を探します。


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下からみた不動橋。


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普通に撮っていても・・・


あまり面白くないなあ〜・・・という事で

手持ちの低速シャッターで撮ってみることにしました。


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ISO 100 f 13  1/10秒


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ISO 100 f 13  1/13 秒

手振れはしていませんが、風で木の葉が揺れてますね。


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ISO 100 f 10  1/20 秒


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ISO 100 f 13  1/13 秒


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ISO 100 f 13  1/8 秒  これくらいが限度でしょうかね。

AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G EDはVR(Vibration:振動 Reduction:減少)非搭載

手ぶれ補正無しのレンズで、手持ち1/8 秒なら上手く撮れている方ですね。

 

不動橋から駐車場までは10分足らず、駐車上から自宅まではあっという間です。

久しぶりの太神山登山、楽しい1日でした。


撮影日 5月7日

撮影地 太神山不動寺(滋賀県大津市)

機 材 Nikon D4S

    AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED


太神山(たなかみやま)2

2017年05月22日 | ハイキング

久しぶりに登った湖南アルプスの主峰、太神山の2回目です。

迎不動の駐車場から1時間半弱で太神山(たいしんさん)不動寺に到着しました。

今回は途中まで車で来ましたが、自宅から休憩しながらゆっくり登ると、2時間以上かかると思います。

到着して、昼食を摂る前に上の本堂にお参りし、奥の院の手前にある三角点へ上りました。

 

11時過ぎに不動寺に到着

 

本堂へ向います

一段上がった広場で、ご開帳の際に護摩が焚かれます

 

 

(参考)

2015年9月28日の護摩焚きの様子①

 

2015年9月28日の護摩焚きの様子②

護摩の煙が立ち上り、一体は光芒が降り注ぎます。

2015年9月28日の護摩焚きの記事はこちらから


ここの石段がキツイ・・・


本堂に着きました


左側には奥の院と三角点へ行く石段があります。先ず本堂にお参りをします。


実際は真っ暗で灯りは付いていません。

ISO:3200  f 2.8 1/15秒 高感度が使えるデジイチならではですね。

D4Sなら手ぶれ補正なしのAFS NIKKOR 24-70mm F2.8G EDでも、手持ちで1/10秒くらいまでは何とかなります。


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ISO:8000  f 2.8 1/20秒  これは少しブレましたね


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ISO:6400  f 2.8 1/30秒


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巨岩に寄りかかる舞台造りに特色をもち、和様仏堂建築の典型的な形をとるものとして、貴重なものと言われています。


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本堂の屋根も大分傷みが激しいようです。

平安時代初期、智証大師円珍が創建した天台寺門宗の寺です。

takayanの小さい頃にはご住職夫妻が住んでおられて、夕方からでもご住職が山に帰られるのをよく見かけました。

今は無人の寺となっていますが、御開帳など行事の際には三井寺(長等山・園城寺)から来られます。


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本堂のそばにある胎内くぐりの巨石


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反対側から


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奥の院と三角点へ向います


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奥の院までの途中の毘沙門天他のお堂


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奥の院が見えてきました。


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奥の院の手前にある三角点の案内板


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三角点


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この後下にある庫裡の前の休憩所で、名残の桜を見ながら昼食。

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少し変わった桜です。

通常の花びらとは別に、蕊の所から小さな花びらが出ています。


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桜の名札があり、ネットで調べてみました。

京都御苑に同じ桜があるようですね。清所門の近くで八重と一重の花が混じって咲く「車返桜(くるまがえしざくら)」は、

この花のあまりの美しさに後水尾天皇(ごみずのおてんのう、108代天皇、在位1611~1629)が、御車を引き返えさせたことから名付けられたそうです。

 


撮影日 5月7日

撮影地 太神山不動寺(滋賀県大津市)

機 材 Nikon D4S

    AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

    AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR


太神山(たなかみやま)

2017年05月21日 | ハイキング

 

5月7日、久しぶりに湖南アルプスの主峰、太神山(599.7m)に登ってきました。1昨年の9月28日の御開帳大会式以来のお参りです。

1昨年に登った時にはしんどくて、途中で長い休憩をしながらのお参りでしたが、

昨年11月から続けている朝のウオーキングで、少しは体力がついているのか?今回は案外楽に登れました。

 

朝のウオーキングの折り返し地点、「迎不動」付近の駐車場に車を入れて歩き始めます。

 


9時45分

駐車場横の車止めを抜けてしばらくは舗装道路を歩きます。



9時51分 登山口

頂上の太神山不動寺まで2.2Km。そんなに距離はありません。takayanの自宅からここまでは約3Kmくらいです。


登山口から直ぐの所にある不動橋を渡ります。


帰りに下へ降りて、この川の景色を撮影しました。


9時55分

七曲りと呼ばれている所に差し掛かります。

 

岩場はこの辺りだけです


七曲の途中からの眺望。

唯一視界が開けるのはここだけです。この後は不動寺まで林の中の参道が続きます。


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この日は五月晴れ、爽やかな風が心地良い1日でした。新緑がきれいです。



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この辺りは雨が降れば、川となるのでしょうね。


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田上山系はこのような風化した花崗岩に覆われています。

「たなかみやま」の漢字は「太神山」、一帯の山を総称する時には「田上山」と書かれているようです。

以前は大津市田上◯◯町という住所でしたが、現在は住居表示の変更で田上は使わなくなりまし。

学校名には田上小学校、田上中学校として残っています。新名神のIC名に「草津・田上」がありますね。


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10時5分

七曲りを登った所で水分補給


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10時10分 

ここからはなだらかな登山道が続きます。


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10時14分 初めての祠で小休止。休憩用のベンチが設置されています。


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所々にまだ藪椿が残ってました。


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10時20分

弁財天とお稲荷様をお祀りしてある岩場を通過


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直前にお参りされた方がいるようで、お花とお供え物が新しくなってました。

(この後、泣不動でその方と出会いました)


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ふわふわの木の葉の上を歩くのは楽しいです。


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10時36分 泣不動に到着

ここで京都から月参りをされている方に出会いました。

リュックに背負ってこられた水を使って、泣不動のお掃除をされてました。先程の弁財天とお稲荷様のお掃除もこの方がされたそうです。

話をしている内に、朝のウオーキングで何回かお会いした、京都の87歳のご婦人の息子さんと言うことが判明。

以前にお母様とお話させてもらった時に、もう50年以上も月参りを続けておられるとのことでした。

毎月「迎不動」、「泣不動」や各お堂、頂上の不動寺の諸堂などのお掃除と、供花を続けられているとの事でした。

歳を取り、脚が悪くなってからは、迎不動まで息子さんと一緒にお参りをし、お母様は下のバス停まで歩いて一足先に帰られるとのことでした。

息子さんは毎月頂上まで登ってお参りを続けられているそうです。この日お母様は、足の具合が悪くて来られなかったと仰ってました。


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10分ほどお話しながら休憩し、不動寺を目指します。


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1丁ごとに設けられた道標


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10時51分

太神山(たいしんさん)不動寺の二尊門に到着

山は「たなかみやま」と読みますが、お寺の山号は「たいしんさん」と読みます。


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右に矜羯羅童子(こんがらどうじ)、左に制多迦童子(せいたかどうじ)

共に不動明王の従者で不動明王の脇侍を務めます。


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不動寺まではもうすぐです


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六体地蔵にお参り


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あと100m


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11時3分 不動寺に到着


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境内の桜が見頃か?と思ってましたが少し遅かったようです。

10年ほど前の5月3日にお参りした時は満開でした。


次回に続きます。 



撮影日 5月7日

撮影地 太神山不動寺参道(滋賀県大津市)

機 材 Nikon D4S

    AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED