まるで供えられたかのように咲くムラサキカタバミが印象的でした。(浄瑠璃寺境内)
今年も京都府と奈良県の府県境の近くにある古刹、浄瑠璃寺と岩船寺へ紫陽花を観に行って来ました。
昨年は6月21日でしたが、今年は1日遅く22日に出かけました。
以前は岩船寺から浄瑠璃寺の順にお参りしてましたが、JR加茂駅から岩船寺のルートでは一部の道路が狭くて、
昨年からは浄瑠璃寺を先に訪ね、違うルートで岩船寺へ行っています。
もちろん復路も狭い道路を避けて、再度浄瑠璃寺の前を通りJR加茂駅から国道163号線〜R422号線を経由のルートです。
浄瑠璃寺は紫陽花寺と呼ばれる岩船寺とは異なり、紫陽花は多くないのですが、池を中心にした境内は本当に静かな佇まいを見せています。
今日から22日に訪ねた浄瑠璃寺、その後に紫陽花寺の岩船寺の風景を紹介していこうと思います。
トップの石仏は境内の片隅にあるのですが、注意して歩かなければ見逃してしまうかも知れません。
京都南山城・当尾(とおの)の里
浄瑠璃寺(九体寺)
この寺は京都の最南端、奈良との府県境に位置している。そしてこの一帯は古来より南都(奈良)仏教の聖地として
大寺の僧が世俗の喧騒を離れ修養、研鑽のため出入りをした地域で小田原別所と呼ばれていた。
また創建当時のご本尊が薬師仏であった事から、その浄土である浄瑠璃世界が寺名の由来とされている。
その後九体の阿弥陀仏とそれを安置する堂を建立し、庭園が整備され、
京の都より三重塔が移築された事により今も残る伽藍が出来上がったとされている。(浄瑠璃寺パンフより)
東方三重塔(薬師如来)
浄瑠璃寺の伽藍配置は池を中心にして東に薬師如来を祀る三重塔が、西には阿弥陀如来九体を安置する本堂がある。
東の薬師如来は過去、池の東側、(撮影している所)がこの世、現世の「此岸」、浄土池の対岸、西の本堂側が来世の「彼岸」を表しています。
西の本堂には極楽浄土、来世の仏である九体の阿弥陀如来が安置されています。
春分、秋分「彼岸の中日」には三重塔から見ると、本堂の九体阿弥陀堂の中央(九体仏の中尊・来迎印の阿弥陀仏の後方)に太陽が沈むそうです。
お彼岸には西方浄土へ陽が落ちていくのですね。
西方九体阿弥陀堂(本堂・九体阿弥陀如来)
ここからは時系列で、駐車場から参道への風景です。
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辺りを見回してマスクを忘れた事を思い出し、車まで取りに行ってくれました。
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参道の横にある食事処「安志び乃店」の茅葺き屋根。浄瑠璃寺は馬酔木(アセビ)の名所でもあり、アシビとも呼ばれる事からお店の名の由来では?と思っています。
このお店の庭は紫陽花が見事で、帰りににここで昼食(蕎麦)を食べ、お庭の紫陽花を撮影させてもらいました。
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はりさんが好きそうな土塀ですね。
お店の入り口の土塀です。
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参道からもお庭の紫陽花がよく見えます。
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道端に赤い葉っぱの木が・・・「紅杏」(ベニスモモ)の名札がありました。
故障で使えないかと思っていたAFS NIKKOR 24-70mm F2.8G EDは、ズームリングが48mm付近で引っ掛かっていますが使えました。
ゴリ押しに回せば70mm域もなんとか使えます。
完全に壊れるまで使う事にしましたが、そんなに長くはもたないかも知れませんね。
次回からは浄瑠璃寺の境内の風景です。
撮影日 2020年6月22日
撮影地 真言律宗 小田原山 浄瑠璃寺(京都府木津川市加茂町)
機 材 Nikon D4S
Nikon D810
AFS NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)