高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

2023年 後期第8回ゼミ

2023-11-14 23:11:35 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは! 高井良ゼミのたかいらです。

急に寒くなりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか?

さて、先週の水曜日、ゼミ説明会がありまして、高井良ゼミでは、ゼミ幹事の河村さんが

すばらしいプレゼンテーションをしてくれました。参加した1年生の感想が楽しみですが、

私も高井良ゼミに入りたいと思わされた内容だったので、来年は希望者が増えるかも、です!

ゼミ説明会では、東京経済大学には、魅力的な総合教育ゼミナールが多数存在することを

改めて知ることができて、貴重な機会となりました。学生によるプレゼンテーションというのは、

周りに大きなエネルギーを与えてくれるものですね。

さて、今日のゼミナールは、最近、恒例となっています金子奨先生による模擬授業でした。

テーマは「関東大震災」です。日本史の教科書の丸読みから始まり、資料集、当時の写真、新聞などを

丁寧に読み解きながら、「なぜ流言蜚語が生まれたのか?」、そして「なぜ当時の民衆は流言蜚語に

惑わされたのか?」をグループで探究していきました。

100年前の出来事から学びながら、出来事と出来事の間の空白を、科学的な知識(この場合は、

台風が日本海を通過していた)ではなく、思い込み、偏見で埋めることの恐ろしさを、改めて

突きつけられる、深い授業でした。これは決して遠い昔のことではなく、今にも通ずることです。

中高時代は決して歴史が好きではなかったというゼミ生が、まさに歴史を深く探究し、その後、

的確な学びの振り返りをしている姿が印象的でした。

教師の教養、研究、準備、授業のデザインが、子どもたちの学びの深さをかなりの程度規定している

ことを目の当たりにすることで、教師の学びの大切さを改めて教えられました。

金子奨先生、どうもありがとうございました!

来週も、素敵なゲストをお迎えしての授業となります。

皆さんもお身体を大切にお過ごしください!

See you next week!


2023 後期 第7回ゼミ

2023-11-01 18:19:11 | 日記

こんにちは。

高井良ゼミ4年の矢口です。

皆さんお久しぶりです。無事教育実習から帰ってきました。

 

さて、早速ですがStarterは「心に残っている音楽」ということで、出番を忘れていたのですが、昨年度紹介予定だったものをそのまま引き継いで紹介させていただきました。紹介した作品は、宇多田ヒカルの「あなた」です。

MVの映像から曲調、歌声から歌詞まですべてが美しい曲であり、愛を感じる曲です。ぜひ秋の夜長に浸りながら聞いてみてください。

 

メインの学習内容は、ゼミ紹介のためのプレゼン確認と私の教育実習報告でした。

昨年に引き続き今年も河村君が担当してくれています。昨年度よりパワーアップした内容でとてもいいプレゼンでした。新規ゼミ生に期待です!

 

私の教育実習報告では、学校の様子などの基本情報から、大変だったこと、でも楽しかったことをメインに軽く話させていただきました。

 

来週のゼミは、八代君のライフヒストリー作品と僕のライフヒストリー作品の紹介です。僕の方は教育実習が忙しく(いいわけ)全く進んでいないため、申し訳ないくらい少量ですが、八代君の作品をメインにみんなでいい作品になるよう意見交換していきます。

 


後期第06回ゼミ

2023-10-31 14:02:37 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

 

高井良ゼミの高井良です。

 

朝晩が寒く感じる季節になりました。学生の体調不良での授業欠席連絡も増えてきました。

季節の変わり目、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか?

 

さて、先週の高井良ゼミでは、卒業生の二人がゲストとして、参加してくれました。

1998年入学の小町さんと昨年度卒業された尾口さんです。現在、お二人は、偶然が重なって、

同じ都立高校において、働いているとのことで、この日は、有給を取得して、母校の東京経済大学を

訪ねてくれました。

 

ゼミ生は、教育実習のため欠席1名、体調不良のため欠席1名だったので、合計人数はいつもと同じ、

私をふくめて、6名でした。それぞれがこの一週間の出来事を語り合ったあと、STARTERは高井良で、

内容は4巡目に入りました。「心に残っている音楽」です。私が紹介したのは、村下孝蔵の「初恋」で

1983年にリリースされた作品です。まさに「胸を離れない」ようなメロディーが印象的なこの曲、

昭和チックだけど、詩も曲もストレートで、記憶に残ると、ゼミ生たちに印象を語ってもらいました。

この日のために、ギターの弾き語りを練習しておりましたが、村下孝蔵の素敵な歌声を聴いてもらいたいと

思い、原曲を流しました。ギターの弾き語りはまたいずれ、どこかでできたらと思います。

 

皆さんの「心に残っている音楽」はどのようなものでしょうか? ぜひとも聴かせてください。

 

さて、メインディッシュは、小峰さんによる高校時代の恩師・柳澤先生のインタビューです。

このインタビューがなかなかの傑作で、素材も素晴らしい上に、小峰さんの引き出し方も秀逸で、

インタビューだけでぐいぐいと引き込まれます。国立大学の医学部に内定していた柳澤先生が、

紆余曲折を経て、文学研究を志し、文学博士となるとともに、国語教師になるプロセスは、

人生のダイナミズムと、生きる意味は何かを、考えさせるものでした。

 

小峰さんによるライフヒストリーの作品が完成するのが今から楽しみです。

 

ゼミ終了後、卒業生二人とキャンパス内にある新次郎池を散策しました。夜の新次郎池は、

ライトアップされていて、とても雰囲気がありました。二人とも、ゼミ生のことをほめて

くれて、私も嬉しかったです。

 

今週のゼミは、河村さんのゼミ紹介のプレゼンテーションと矢口さんの教育実習報告です。

ブログもどうぞお楽しみに!

 

またお会いする日を楽しみにしています!

 

高井良健一


高井良ゼミ後期 第4回

2023-10-22 17:26:34 | 日記

こんにちは。

 

高井良ゼミ3年の眞野です。

 

過ごしやすい秋でしたが、最近では冬のように寒い日が出てきていよいよ冬に突入するのだなと思います。

 

第4回のゼミでは眞野のお気に入りの本の紹介と眞野のライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。

 

今回僕が紹介した本はお笑い芸人のオードリー若林さんが書いた「ナナメの夕暮れ」というエッセイ本です。

 

オードリーの若林さんというと今は違いますが、僕たちが子供のころは「根暗」、「女性が苦手」という印象があると思います。

そんな若林さんが日々自身が思っていたことを書いていき、最終的にはナナメに物事を見るのをやめるのですが、その過程がリアルに綴られているエッセイ本です。 僕自身、少しネガティブでこの本を読んだとき「あ、若林さんが言っていることすごく共感できる」と思いました。共感できるからこそ不満なども似ていて、僕は第三者目線でみたらこんな感じなのかと自分自身を認識することもできました。そんな若林さんの本の中で、僕が一番共感できる言葉がありました。「ネガティブを潰すのはポジティブではない、没頭だ」この言葉はポジティブな人にも届いてほしいなと思う言葉です。ネガティブなことがあり、落ち込んでいてもすぐに立ち直れない人も多いはずです。そんな中自分の心に鞭を打って無理やり前を向くのではなく、自分が没頭できることを見つけて没頭しているといつの間にかネガティブなことを忘れ、心の傷も癒えているということです。僕は高校時代などテストの点数が悪くて落ち込んだり、怪我をして試合に出れない期間も没頭できることを見つけたことで、不思議とポジティブではないですが、楽観主義のように1つ1つのことを重くとらえなくなりました。もともとネガティブだった僕にとってはこれ以上のない言葉になりました。

この本はいわゆる「ひねくれもの」の書いた本ですが、芸人ならではの苦悩も書かれているため、芸人の裏側が好きな人にもおすすめの本です。

そして僕のライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。ライフヒストリーを書くのは初めてだったため、うまくいくことは少なく自分としては満足のいくインタビューはできたのですが、それを伝える力がなく厳しい意見をもらいました。意見交換をしていなかったら自分に足りない部分を気づくことができなかったため、非常に有意義な意見交換になったと思います。

 

次回は小峰さんのインタビューを読みます。

どのようなインタビューになったのか楽しみです。


2023年 後期 第3回ゼミ

2023-10-17 18:04:05 | 日記

こんにちは。

高井良ゼミ4年の八代です。

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

気温も下がり、過ごしやすい季節になりましたね。

季節の変わり目でもありますし、インフルエンザやコロナウイルスも流行っておりますので、体調に気をつけてお過ごしください。

 

さて、第3回のゼミは、私のお気に入りの本の紹介と、河村さんのライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。

 

私が今回ゼミで紹介した本は、

池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』(トランスビュー、2003年)です。

 

「哲学」と聞くと、なんだかややこしくて難しそうな感じがしますが、

本書では、難しそうな哲学の問題(自分とは何か、とか、心はどこにあるのか)を、中学生でもわかる言葉で書いてくださっています。

哲学の問題の「答え」を書いているわけではありませんが、考え方のヒントを得られる1冊になっているので、私は時間に余裕があるときにリラックスした状態で頭を整理しながら読むことが多いです。

 

本書の中で特に気に入っているのが、「言葉」という章です。

私たちは何か思ったり考えたりするときに、必ず「言葉」を使っていますよね。

普段何気なく使っている言葉について考える章なのですが、

最終的にこの章で伝えられている内容は、「言葉を大切にするということが、自分を大事にするということなんだ。なぜかというとモノではなくて言葉が世界を作っていて、その言葉を使っているのは自分だから、世界を作っているのは自分なんだよ。」

ということでした。

どの章も難しく、何度も考えたり他の人と会話をしながら理解を深めていきましたが、特に言葉の章は理解が深まった時に非常に衝撃を受けたことを覚えています。

人が言葉を使うことができる不思議、喜びを感じることができた瞬間でした。

興味のある方は是非読んでみてください。

 

本の紹介の後は、河村さんのライフヒストリーインタビューを読み、意見交換をしました。

インタビューの書き起こしや、インタビューを行った先生のプロフィールなどから、先生の人物像を深堀りすることができました。また、細かく資料を読み込むことで新たな疑問が生じたり作品のテーマが見えていくのが非常に面白かったです。

来週以降も他の方の読み合わせを行っていくので、より良い作品作りができるように積極的に意見交換をしていきたいと思います。

 

次回は眞野さんのインタビューを読みます。

どのような意見交換ができたのか、楽しみにお待ちください。