皆さん、こんにちは!
高井良ゼミのたかいらです。
この9月、コロナ禍以来、ずっと遠ざかっていました海外ゼミ研修に、ほんとうに
久しぶりに出かけてまいりました。
訪問先は、韓国! 円安の現在、韓国でも費用は並大抵ではありません!!!
物価は、コンビニも含めて、日本より高くなっていました。ホテルも、費用を抑えて、
いつもより庶民的なところに泊まったところ、お湯が出なかったり、手狭だったり、
ゼミ生に苦労をかけてしまいました。
それでも、今回は、ソウルだけではなく、公州を訪問し、この写真の公山城を見学するなど、
歴史と出会う貴重な機会に恵まれました。古代以来の日本と朝鮮半島との深いつながりを
改めて学び、もっとさまざまな史料をひもといてみたいと思わされました。
公州大学の先生とお話をしながら、先生が出された、白村江の戦いで百済と日本の連合軍が
勝利を収めていたら、今、東アジアはどのような世界になっていただろうかという問いに、
いろいろと夢想が膨らみました。東アジアの未来は、バラ色とは言えない状況ですが、
少子高齢化という同じ課題を抱える日本と韓国がお互いの知恵を出しながら、より安定した
関係性を育てていけたら、未来は少しでもポジティブなものになるだろうと思いました。
この川の下流に白村江があります。公山城に住み、そこから戦乱を逃れて、日本列島に
辿り着いた人々が、私たちの祖先だった可能性も十分にあります。はじめてお会いした
先生とまるで旧知のように歓談ができたり、面白いアイディアをいただいたり、こんな
経験ができるのも、どこかで何らかの文化や歴史を共有しているがゆえなのかもしれません。
後期第1回目のゼミでは、学生たちが今回の韓国ゼミ研修旅行で学んだこと、気づいたこと、
考えたことを発表してくれて、私も大きく頷くことが多々ありました。
韓国ゼミ研修旅行をコーディネートしていただいた成均館大学の張智恩先生のご尽力に
感謝しつつ、今回の経験から学んだことを、これからのゼミで、いろんな人にも伝わる言葉に
しつつ、プレゼンテーションを準備していきたいと思います。
公州はおすすめの場所でした。
それでは、今日はこの辺で!
来週は、石塚さんの登場です。お楽しみに!