高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

6月23日(木)

2016-06-24 14:45:00 | ゼミ日記
 こんにちは!経済学部4年の佐野です。
 今回のゼミでは、私がShow&Tellの担当でした。新聞記事を持参し、自身の意見と共にゼミ生と一緒に考えや感じたことなどの意見交換をしました。
今回持参した記事は
①「94年、中3自殺…両親が中学校に寄贈」5/27朝日新聞
②「中・高部活に「休養日」」6/14読売新聞
③「発達障害対応の教員増員」読売新聞
の以上3つです。
 いじめをした生徒の問題・未然に防げなかった教師の責任という点が大きく問題視されるという印象を持っていた私は、自殺をしてしまった子どもと、親の関係はどうだったのか疑問に思いました。いじめは許されるものでは決してありません。
 「生徒と教師」・「教師と保護者」・「生徒(子ども)と保護者(親)」という3つの関係の構図のバランスが保たれてこそ、安全安心の教育ができるのではないでしょうか?相互の協力と理解があってこそ、学校という学びの場で友達との温かい人間関係や授業が築かれるのではないかと私は考えました。

 次に、私が5月23日(月)~6月10日(金)まで行った、教育実習のビデオを見ました。
研究授業では、「巨大な人口と多様な民族」について行いました。
 自分が中学生にした授業を改めて見るのは、とても恥ずかしいものでした。ビデオをとることで、自分の授業の様子を客観視できた良い機会となりました。母親になりきっての音読など、生徒たちが楽しそうに授業を受けていてよかったです。

 それでは、教育実習の報告をさせていただきます。

 私は1学年の担当で、教科は社会科(地理)をやることになりました。地理をやると聞いたときは、中学1年の地理の授業以来、地理の勉強をしていなかったので、今回再度地理の勉強は念入りに行いました。4月8日の事前の打ち合わせで、地理をやると教えていただき、授業の範囲については、2週間前に聞きました。1か月前の時点で、「このあたりをやるかな?」という予測を立てたり、友人に聞いたりして事前の教材研究を始めました。
 準備はたくさんしていきましたが、実際授業をしてみると、自分の力の無さに驚かされました。指導担当の先生の知識の量には圧倒されました。自分の勉強量では到底及ばない知識の量でした。
 実習の中で学んだ授業において学んだ大事なことを挙げておきます。

・板書は消さない。板書計画は綿密に行うこと。
・要点をつかみ。流れをだいじにすること。
・生徒とのコミュニケーションを大事にすること。
・「教える」ということは大事なこと
 ⇒それと同じくらい重要なのが、生徒の言葉を「聴く力」であること。
・質問、発問の仕方を工夫すること。

 以上5点です。
 授業を行った後の指導担当の先生との反省会では、発問の工夫や資料の使うタイミング、板書の書き方など多くを学ぶことができました。指導担当の先生との話の他に私が大事にしたのが、授業を受けている生徒の感想です。生徒の感想は、素直で様々でした。「面白い」「私たち(生徒)とのやりとりが多いから飽きない」「字が読みづらい」「わかりにくい」など、正直な意見を聞くことができました。この意見をもとに次の授業に生かしていきました。
 授業で手ごたえを感じ、生徒とのやりとりを楽しいと思えてくると、教育実習は楽しくて仕方ありません。毎日見せる生徒の表情や、大人では思いつかない考えには驚きと楽しさがあります。


担当クラスの生徒からの手紙は1枚1枚びっしり書いてありました。


実習が終わる日に、生徒からもらったプレゼントです!!!
永遠の宝物です。お守りは試験の日に持っていきます!!!

 さて、実習報告が長くなりましたが、本日のゼミの内容に戻りたいと思います。
 本日も引き続き、『学校を改革する』(佐藤学著)を読み進めていきました。
 「教師間の同僚性の構築」と「保護者との連帯、教育委員会との連帯」の2つの章を、高井良先生と町田さんがそれぞれ担当してくれました。
 学校の中(同僚教師)での改革、それに伴う外部からの支援もしくは支持も重要なポイントであるということが本日のゼミでわかったことです。

 長文になり、大変申し訳ありません。
 次回は町田さんのShow&Tellから始まります。私は毎回のゼミでの、町田さんのコメントや視点には驚かされ、学ぶ点が非常に多いです。どんあ新聞記事を持参し、ゼミで話し合うことができるのか楽しみです。


脱帽!

2016-06-16 21:50:00 | ゼミ日記
こんばんは!高井良です。par

6月と言えば、紫陽花ですね。傘を差して歩く道々でrain、美しい紫陽花が目に入ると、心が癒されます。そして、6月と言えば、もう一つ、教育実習ですね。beauty この時期、4年生は、それぞれの実習校で、子どもたちや先生がたに励まされ、鍛えられながら、人生の貴重な時間を過ごしています。horori

教育実習では、毎年、3週間ずっと3時間睡眠だったりnose4、大変な思いをしながら感動的なフィナーレを迎えたというエピソードが語られ、学生たちのがんばりに感銘を受けてきたわけですが、今年は、全く違うスタイルの感銘を受ける話が聴けました。ok

その主人公は、我らが高井良ゼミのエースである佐野永知さんです。boy佐野さんは、中学校で3週間の教育実習を行ってきて、今週からゼミに復帰しました。今日のゼミは、佐野さんの教育実習報告から始まりましたが、その語りの内容に、私たちは圧倒されました。詳細なノートを作って、見やすい板書計画も準備した地理の授業はきめ細やかでわかりやすく、一人ひとりの子どもの性格まで掴みながら、指名の工夫を行い、授業規律の浸透を図っていました。symbol5

教育実習生離れした落ち着きと語りは、実に頼もしかったです。その一方で、佐野さんと同じ学校で実習を行った学生さんはお気の毒だったかもzzz、と思いました。規格外の教育実習生を送り込んでしまい、申し訳ございません。

佐野さんの語りのあと、3人もトイレ休憩toiletに出かけました。あまりの水準に圧倒されて生理現象が促されるほどだったのでしょう。kirakira佐野さん、どうぞほどほどに、がんばって下さい。いえいえ、遠慮はいらないので、高井良ゼミのイチローとして、これからも規格外の活躍を期待しております。baseball

さて、佐野さんの教育実習報告に続いて、Show & Tell2周目です。今回から新聞記事の紹介です。担当は私ということで、「18歳選挙権」と「政治的中立性」についての記事を紹介しました。「18歳選挙権」については、賛否両論がちょうどバランスよく出ました。今の日本社会のことを考えると、18歳はまだ政治のことを考える準備ができていないという意見と、政治にはこれからの人生が長い若者の意見が反映されるべきであるという意見がありました。どちらも、若者が政治についてきちんと学ぶ機会が保障されることが大事という意見が出されて、日本の場合は、そこが不十分なのではないかという意見が大勢を占めました。つまり、教育が準備されて、18歳選挙権が始まるべきであり、今回の改正は順序が逆ではないかということです。pencilset

これと絡めて、「政治的中立性」についても議論をしました。昨年度、NHKが取材に来て、ゼミの学生が教育における「政治的中立性」についてのインタビューを受けたそうです。この経験からこの問題については応答するのがとても難しいことを知ったということでした。私も「政治的中立性」について話をしましたが、「政治的中立性」とは何かという問題は、とても難しいもので、みんなに納得してもらうように話すことはできませんでした。これは「政治的中立性」という概念自体が、非常に曖昧なものであることに由来しているように思えます。ある意味で、すべての言説は政治的なものであり、あるいは沈黙ですら政治的であります。ある人がいじめられているときに、黙って傍観者であることは、いじめを許容するという政治に荷担することになります。これと同じように、「政治的中立性」に引っかかるのが怖いので、政治について教えないというのも政治を語らないという政治への荷担になります。十分に説得的に論じることは難しいのですが、このように考えると、「政治的中立性」とは実現不可能なものであり、この概念を教育現場に持ち込むこと自体が一つの政治であるということができます。note

ここまで書いてハタと気づきました。「政治」とは何かの概念の定義をしていなかったから、議論がきちんと噛み合わなかったということです。私は、「政治」という概念をさまざまに対立する利害の調整という意味で使っています。広辞苑では「政治」は次のように定義されています。「人間集団における秩序の形成と解体をめぐって、人が他者に対して、また他者と共に行う営み」。しかしながら、一般的には「政治」とは、特定の政治家、政党への支持、選挙、投票行為などに限定されて使用されているように思われます。「政治」という言葉の意味をより広げて、私たちにとってより身近なものにしていくことが、これからの主権者教育のなかで、大切な課題になるような気がいたします。beginner

最後に、佐藤学先生の『学校を改革する』(岩波ブックレット)の第三章と第四章を読みました。第三章の「話し合い」は分裂を生み、失敗に終わるという内容が私は一番難しいと思っていたのですが、佐野さんが「そうですよね。たいていの場合、話し合いはお互いの対立を生んで終わりになりますね」と一言でまとめたことに感嘆しました。これは見事に実践者の感覚ですね。ヴィジョンが公共的であり、民主的であるのだから、まずはこのシステムでやってみようというところからはじめるのが大事なのでしょう。教師は実践で勝負ということで、実践してみて課題が見つかったら、そこで修正をしていけばいいということです。学生の意見からはいつも学ばされることが多いです。light

また、「応用から基本へ」というところでは、長谷川さんと小宮さんが「自分の経験からよくわかります」という意見を出してくれました。応用の課題に取り組んだことによって基本をわかり直したという経験があるというのです。理科教育の大家の左巻健男先生も同じことを言われていました。ゼミには学びのセンスにあふれた学生がいて、これからが楽しみだと思わされます。新しい時代の教育を彼・彼女らが担ってくれることでしょう。ただ、私もまだ用済みになるわけにはいきませんので、彼・彼女らに負けないように、しっかりと学んで、新しい時代の1ページにしみの一つぐらい残したいと思います。お互い、切磋琢磨してがんばってまいりましょう。katatsumuri

来週は佐野さんのShow & Tellのあと、佐野さんの授業のビデオを観て、佐藤先生のブックレットの第五章、第六章を読みます。ブログで実習報告もしてくれることと思います。楽しみにして下さい。それではまたお会いしましょう!car


(無題)

2016-06-07 12:20:00 | ゼミ日記
こんにちは。
経営学部2年前納です。
梅雨入りをし皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私はいつもと変わらず、趣味に講じる日々を過ごしています。

さて、今回のShow&Tellは私の担当でした。
アコースティックギターを紹介させていただきました。
私はギターを始める前、7、8年間ピアノをやっていました。
今現在もピアノを辞めたことは後悔をしていて、音楽というものは人の心を動かす力のあるものだと思い、特にピアノの音色というものは強弱をはっきりとつけることが可能で、人の心に響くものだと思っているからです。
そこで、ピアノではなく持ち運びも出来るギターを始めました。
また、ボランティア活動で友人が弾いている姿を見て「かっこいい!!」と思ったことも始めるきっかけの一つとなりました。
今ギターをやり始め、7年以上になります。
ギターはボランティア活動で基本的に弾いています。
その姿がこんな感じです。

これからも人の心に響くような演奏ができるように練習して自分自身も楽しみたいと思います。

そして今回の授業は、5号館のパソコン室でライフヒストリーのためのパソコン講座をしました。
今回の授業で各々がテープ起こしの方法を学び、準備が整ったと思うので、ライフヒストリー作成に取り掛かりたいと思います。

それでは、梅雨で気分もなかなか上がりませんが、充実した日々をお過ごしください。