高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

11月初めてのゼミ

2016-11-10 19:22:00 | ゼミ日記
 こんばんは。経済学部2年の長谷川です。
本日のゼミは、急遽JA全農に務めていらっしゃる卒業生、さらに取材が入るなど盛りだくさんの内容となりました。

 まず、初めはShow&Tellです。2週目は本の紹介です。前回のゼミでは小宮さんが太宰治について語ってくださいました。それにはとても及ばない私の発表でしたが、私の好きな作家さんについて紹介させていただきました。
私が今回紹介させていただいたのは、中村航(なかむらこう)さんの作品です。私は中学まで本に全く興味がなく、学校の先生から言われていた。「本を読め。」という言葉の意味が全く理解できませんでした。そんな、私に読書という趣味を与えてくれた本が前述の作家さんの『100回泣くこと』でした。映画化もされた作品ですので、もしかしたら聞いたことがある方がいらっしゃるかもしれません。この本が私の世界を変えました。とても面白く、次も買ってみよかなという気持ちが生まれ、それ以来は8冊読破しています。特徴は主人公がコロコロと変わる所です。さらに、他の作品に全く同じ登場人物が出てきたりと中村航さんの作品を読めば読むほどツボにはまっていくそんな作品です。主人公が変わって本が成り立つの?と思った方にはぜひ手に取っていただきいです。最後は必ずつながります。時間を忘れてしまうほど読みいってしまう本だと思います。オススメです。
 さて、ゼミの大きな課題でもある『教師のライフヒストリー』ですがついに作品作りにも本腰が入ってきました。今回は合志くんの作品ですが、彼もなかなか忙しく、あまり進んでいない様子でした。しかし、彼のお話を聞く限りとてもいい先生で面白い話がたくさん詰まっていました。たくさんの経験をしてきたからこそわかることがあると思います。これからの彼の作品にぜひ期待したいです。さらに、今回を通して改めてゼミの皆さんの絆の深さを感じました。家族のような温かいゼミであると言ってもらえてとてもうれしく思いました。
 続いて、卒業生のお話がありました。本ゼミの出身者ではありませんが素晴らしい学生だったと高井良先生がおっしゃっていた通り、お話をするのがうまく、話している間にその世界に引き込まれてしまいました。教職に関わらず一般企業に勤めても何か核となるものを持っていることが大切だということを学ばせていただきました。私は、商業高校出身ですが周りの友人には就職者が多かったため彼らの事を思い出しながらお話を聞かせていただき、今回のお話を自分の糧にしてこれからに活かしていこうと思いました。お忙しいところご来校いただきありがとうございました。
 来週のゼミもきっと有意義な時間となるでしょう。それではこの辺で終わりにさせていただきたいと思います。ご覧になっていただきありがとうございました。

遅くなりました、10月20日のゼミです。

2016-11-09 21:48:00 | ゼミ日記
こんばんは。経済学部4年の小宮です。
更新が遅くなってしまいました。
少し前のゼミのご報告となってしまいますが、お付き合いください。


show&tellでは前回に引き続き本の紹介ということで、太宰治の『走れメロス』『グッド・バイ』を紹介させていただきました。
みなさん、太宰治に対してどのような印象をお持ちでしょうか?
正直、あまり良い印象をお持ちでない方のほうが多いように思います。または、夏目漱石や宮澤賢治、芥川龍之介と比べるとよくわからないという意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。

私の太宰との出会いは、中学の頃に国語の先生から「人生の中で一度でいいから、太宰を読んでおくといい」と言われ、学校の図書館で『人間失格』を借りて読んだ時でした。内容を理解できていたわけではないですし、おそらく、今でもできてはいないと思いますが、いくつかのフレーズが心に引っ掛かり、太宰の他の作品も読むようになりました。そして、9月の末にはずっと訪ねてみたいと想っていた、青森県五所川原市金木町にある太宰の生家と疎開時に暮らしていた家に行かせていただきました。
そこでほんの僅かですが、私が触れさせてもらった太宰の人生と合わせての作品紹介をさせていただきました。話したいことが多すぎてうまくまとめきれず、聞き苦しいものとなってしまいましたが、聞いて下さりありがとうございました。

たとえ読んだことがなくても、だれもが内容を知っている『走れメロス』。太宰の自殺によって未完となった『グッド・バイ』。他にも数多の作品と、書簡を残しています。太宰の人生に触れてからこれら作品を読み返してみると、一段と面白いものがあります。彼の作品を読んだことがある方も、まだない方も、機会がありましたらどうぞ一度、太宰治の作品を手にしてみてください。

『生きて帰ってきた男』では、太宰が上で紹介させていただいたような作品を生みだしていた頃、戦争に行きシベリアへと送られた小熊謙二の日本へと帰って来てからの章へと入っていきました。太宰の作品も『生きて帰ってきた男』もその時代の背景を知ることができ、また、その時代の背景を知ることでより深く作品を考えていけるのだと思います。


最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。