皆さん、ご無沙汰しています!
3月に卒業生がキャンパスを去り、4月からまた新しく2014年度のゼミナールが始動しました。継続生5人と新規生6人、あわせて11人でのゼミナールの1年間の旅のスタートです。今年も、全員で完走できるように、気持ちを引き締めて、がんばっていきたいと思います。
第一回目のゼミナールは、4月17日(木)に行われました。新規生はもちろんのこと、継続生もいつになく緊張していましたね。4月というのは、緊張するものです。学生もそうでしょうが、実は教員も同じです。そして、学生が張り切っているように、教員も張り切っていて、第一回目のゼミナールでは配付資料が山のようにありました。そのなかでもインパクトがあったのは、卒論のおすすめのチラシだったでしょうか。4年生のうちの2名がこのおすすめに心を揺さぶられて、卒論を履修することになりました。ぜひともがんばって人生の宝となるような作品を仕上げて、卒業してもらいたいと思っています。
それから、今年も海外ゼミ研修にトライすることを決めました。今年の行き先は韓国です。現在、韓国ではフェリーの事故があり、大変痛ましいことになっていますが、私たちの企画が採択されましたら、こんな今だからこそ、日韓の若者たちとつなぐようなゼミ研修を実現させたいと思っています。私にとっては、大学時代以来、二十数年ぶりの韓国となります。昨年のシンガポールのように、ゼミ生のみんながいろんな思い出を作って、無事に研修ができるように、準備をしていきたいと思います。
さて、ゼミ生の自己紹介のあと、毎年恒例の高井良ゼミと教員の歴史の話をしました。皆さん、よく聴いてくれましたね。とてもありがたいことでした。ゼミのはじめに、私は、自分のライフストーリーとゼミのヒストリーを語ることにしていますが、これは、ライフヒストリーを学ぶゼミナールにおいて、なぜこのゼミの指導教員である私がライフヒストリーを研究するようになり、なぜこのゼミで学生たちとともにライフヒストリーを学んでいるのかを、毎年語り直すことは、とても大切なことだと考えているからです。大学院時代に、毎年、授業のはじまりに、なぜ自分がかくかくじかじかの研究を行っているのかを語っていたことを、ふと思い出しました。私たちは、自分がどこから来て、今、どこにいて、どこを目指して歩いているのか、つねに見つめていなくてはならないのです。そして、これができている限り、私たちは道に迷うことはないでしょう。もし迷ってもきっと戻ってくることができるはずです。4月はリスタートの月であり、いつでも裸一貫で一からスタートする気分です。そして、今年度のゼミ生たちとともに学んでいきたいという気持ちに、今年もなりました。とてもわくわくしています。
という感じで、気持ちよく話をしていましたら、ゼミの時間が過ぎてしまい、昨年度と同じように、毎度おなじみのゼミ延長と思いながら、5限に突入していましたら、次の授業の皆さんが入室できずに困っておられて、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。実に申し訳ありませんでした。
慌てて教室を出て、その後、4年生たちと卒論の話をして、第一回目のゼミナールは修了しました。頼もしい4年生が4人もいてくれるので、今年度、私は大船に乗った気分で舵取りをしていきたいと思っていますが、大船が転覆することもあるので、やはり気持ちを引き締めていきたいと考えています。来週からいよいよゼミ生たちのブログも始まります。どうぞ皆さん、お楽しみに!
それでは、読んで下さった皆さまも、4月のご多忙のなか、お身体にはくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。(私はもうヘロヘロです。) See you again!