高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

後期第06回ゼミ

2023-10-31 14:02:37 | ゼミ日記

皆さん、こんにちは!

 

高井良ゼミの高井良です。

 

朝晩が寒く感じる季節になりました。学生の体調不良での授業欠席連絡も増えてきました。

季節の変わり目、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか?

 

さて、先週の高井良ゼミでは、卒業生の二人がゲストとして、参加してくれました。

1998年入学の小町さんと昨年度卒業された尾口さんです。現在、お二人は、偶然が重なって、

同じ都立高校において、働いているとのことで、この日は、有給を取得して、母校の東京経済大学を

訪ねてくれました。

 

ゼミ生は、教育実習のため欠席1名、体調不良のため欠席1名だったので、合計人数はいつもと同じ、

私をふくめて、6名でした。それぞれがこの一週間の出来事を語り合ったあと、STARTERは高井良で、

内容は4巡目に入りました。「心に残っている音楽」です。私が紹介したのは、村下孝蔵の「初恋」で

1983年にリリースされた作品です。まさに「胸を離れない」ようなメロディーが印象的なこの曲、

昭和チックだけど、詩も曲もストレートで、記憶に残ると、ゼミ生たちに印象を語ってもらいました。

この日のために、ギターの弾き語りを練習しておりましたが、村下孝蔵の素敵な歌声を聴いてもらいたいと

思い、原曲を流しました。ギターの弾き語りはまたいずれ、どこかでできたらと思います。

 

皆さんの「心に残っている音楽」はどのようなものでしょうか? ぜひとも聴かせてください。

 

さて、メインディッシュは、小峰さんによる高校時代の恩師・柳澤先生のインタビューです。

このインタビューがなかなかの傑作で、素材も素晴らしい上に、小峰さんの引き出し方も秀逸で、

インタビューだけでぐいぐいと引き込まれます。国立大学の医学部に内定していた柳澤先生が、

紆余曲折を経て、文学研究を志し、文学博士となるとともに、国語教師になるプロセスは、

人生のダイナミズムと、生きる意味は何かを、考えさせるものでした。

 

小峰さんによるライフヒストリーの作品が完成するのが今から楽しみです。

 

ゼミ終了後、卒業生二人とキャンパス内にある新次郎池を散策しました。夜の新次郎池は、

ライトアップされていて、とても雰囲気がありました。二人とも、ゼミ生のことをほめて

くれて、私も嬉しかったです。

 

今週のゼミは、河村さんのゼミ紹介のプレゼンテーションと矢口さんの教育実習報告です。

ブログもどうぞお楽しみに!

 

またお会いする日を楽しみにしています!

 

高井良健一


高井良ゼミ後期 第4回

2023-10-22 17:26:34 | 日記

こんにちは。

 

高井良ゼミ3年の眞野です。

 

過ごしやすい秋でしたが、最近では冬のように寒い日が出てきていよいよ冬に突入するのだなと思います。

 

第4回のゼミでは眞野のお気に入りの本の紹介と眞野のライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。

 

今回僕が紹介した本はお笑い芸人のオードリー若林さんが書いた「ナナメの夕暮れ」というエッセイ本です。

 

オードリーの若林さんというと今は違いますが、僕たちが子供のころは「根暗」、「女性が苦手」という印象があると思います。

そんな若林さんが日々自身が思っていたことを書いていき、最終的にはナナメに物事を見るのをやめるのですが、その過程がリアルに綴られているエッセイ本です。 僕自身、少しネガティブでこの本を読んだとき「あ、若林さんが言っていることすごく共感できる」と思いました。共感できるからこそ不満なども似ていて、僕は第三者目線でみたらこんな感じなのかと自分自身を認識することもできました。そんな若林さんの本の中で、僕が一番共感できる言葉がありました。「ネガティブを潰すのはポジティブではない、没頭だ」この言葉はポジティブな人にも届いてほしいなと思う言葉です。ネガティブなことがあり、落ち込んでいてもすぐに立ち直れない人も多いはずです。そんな中自分の心に鞭を打って無理やり前を向くのではなく、自分が没頭できることを見つけて没頭しているといつの間にかネガティブなことを忘れ、心の傷も癒えているということです。僕は高校時代などテストの点数が悪くて落ち込んだり、怪我をして試合に出れない期間も没頭できることを見つけたことで、不思議とポジティブではないですが、楽観主義のように1つ1つのことを重くとらえなくなりました。もともとネガティブだった僕にとってはこれ以上のない言葉になりました。

この本はいわゆる「ひねくれもの」の書いた本ですが、芸人ならではの苦悩も書かれているため、芸人の裏側が好きな人にもおすすめの本です。

そして僕のライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。ライフヒストリーを書くのは初めてだったため、うまくいくことは少なく自分としては満足のいくインタビューはできたのですが、それを伝える力がなく厳しい意見をもらいました。意見交換をしていなかったら自分に足りない部分を気づくことができなかったため、非常に有意義な意見交換になったと思います。

 

次回は小峰さんのインタビューを読みます。

どのようなインタビューになったのか楽しみです。


2023年 後期 第3回ゼミ

2023-10-17 18:04:05 | 日記

こんにちは。

高井良ゼミ4年の八代です。

 

皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

気温も下がり、過ごしやすい季節になりましたね。

季節の変わり目でもありますし、インフルエンザやコロナウイルスも流行っておりますので、体調に気をつけてお過ごしください。

 

さて、第3回のゼミは、私のお気に入りの本の紹介と、河村さんのライフヒストリーインタビューの読み合わせを行いました。

 

私が今回ゼミで紹介した本は、

池田晶子『14歳からの哲学 考えるための教科書』(トランスビュー、2003年)です。

 

「哲学」と聞くと、なんだかややこしくて難しそうな感じがしますが、

本書では、難しそうな哲学の問題(自分とは何か、とか、心はどこにあるのか)を、中学生でもわかる言葉で書いてくださっています。

哲学の問題の「答え」を書いているわけではありませんが、考え方のヒントを得られる1冊になっているので、私は時間に余裕があるときにリラックスした状態で頭を整理しながら読むことが多いです。

 

本書の中で特に気に入っているのが、「言葉」という章です。

私たちは何か思ったり考えたりするときに、必ず「言葉」を使っていますよね。

普段何気なく使っている言葉について考える章なのですが、

最終的にこの章で伝えられている内容は、「言葉を大切にするということが、自分を大事にするということなんだ。なぜかというとモノではなくて言葉が世界を作っていて、その言葉を使っているのは自分だから、世界を作っているのは自分なんだよ。」

ということでした。

どの章も難しく、何度も考えたり他の人と会話をしながら理解を深めていきましたが、特に言葉の章は理解が深まった時に非常に衝撃を受けたことを覚えています。

人が言葉を使うことができる不思議、喜びを感じることができた瞬間でした。

興味のある方は是非読んでみてください。

 

本の紹介の後は、河村さんのライフヒストリーインタビューを読み、意見交換をしました。

インタビューの書き起こしや、インタビューを行った先生のプロフィールなどから、先生の人物像を深堀りすることができました。また、細かく資料を読み込むことで新たな疑問が生じたり作品のテーマが見えていくのが非常に面白かったです。

来週以降も他の方の読み合わせを行っていくので、より良い作品作りができるように積極的に意見交換をしていきたいと思います。

 

次回は眞野さんのインタビューを読みます。

どのような意見交換ができたのか、楽しみにお待ちください。