高井良ゼミナール

高井良ゼミナールのblogですー

毎週、定期的に更新していきますのでお楽しみに!

ピンチヒッター

2016-10-31 11:26:00 | ゼミ日記
皆さん、こんにちは!boy

再び、私が登場することとなりました。本来ならば「たかいらゼミ2016」の4番主砲の佐野さんが登場する番でしたが、名誉の負傷のため、私がピンチヒッターとなった次第です。baseball

今回からゼミのShow & Tellは三巡目に入ります。ということでテーマは読書としました。本の紹介をしながら、自分のワールドを語っていきます。私の一冊はあの内村鑑三の名著『後世への最大遺物・デンマルク国の話』(岩波文庫)です。大学時代に購入して何度も読み返した本なので、色褪せています。定価250円というのも時代を感じさせます。あの頃は、岩波文庫が自分の書棚に増えていくのが楽しみでした。note

さて、『後世への最大遺物・デンマルク国の話』は一高の校長を務めていた内村鑑三が学生に語りかけた講演録です。「後世への最大遺物」は次のようなメッセージです。私たち人間がたまたま生を受けて、この人生を生きることになった以上、何かをこの世の中に残したい。それでは、どんなものを残すことができるだろうか。ということで、内村先生は、富、事業、思想を挙げます。だが、これらを残すことができるのは何かに恵まれた人のみでしょう。しかし、すべての人が残せるものがあります。それは偉大な人生であると、内村先生は語ります。私もこれまでの人生において、偉大な人生を生き抜いた名もなき方々と出会ってきました。そのような人々の生きざまは、私の心の支えになっています。生きるということ、そのことのなかに大きな価値があるのです。symbol1

そして、「デンマルク国の話」は富国強兵を目指していたデンマークが隣国との戦争に敗れ、その国土の大半を失ってから、国の進路を180度転換し、酪農を土台とした平和国家の構築を目指し、人々の幸福度の高い国を実現したという話です。当時、富国強兵を国策とし、アジアへの進出を目論んでいた明治政府への警鐘でありました。その後の大日本帝国は、内村先生が危惧した通り、軍事大国への道を邁進し、最後は多くの国民と多くの他国民を死なせて、焦土を招きました。戦後は平和憲法の下で日本国として新しい出発をしましたが、今、危険な道に戻ろうとしています。国家が富んでも国民が疲弊していてはどうにもなりません。「デンマルク国の話」は、今こそ読まれるべきメッセージだと思われます。mail

ということで、本の紹介を行ったあと、戦後史の年表作成と『生きて帰ってきた男』の輪読を行いました。シベリアから生きて帰ってきた小熊謙二さんは、帰国してからも苦労の連続です。考えてみますと、戦後の女性の苦労は、NHKの朝ドラで繰り返し放映されていますが、戦後の男性の苦労はあまり語られてこなかったような気がいたします。男女ともに苦労をした敗戦後の日々、私たちもこのことを忘れないようにしていきたいと思います。girlbabyboy

それでは、次のライターは、「たかいらゼミ2016」紅一点の小宮さんです。本の紹介、抜群に面白かったです。よろしくお願いします!bye




遅ればせながら

2016-10-24 22:25:00 | ゼミ日記
こんばんわ。
夜分に失礼します。
経営学部2年の前納です。
Show&Tellから2週間経ってしまいましたが、ゼミブログを更新させていただきます。

今回紹介した新聞記事は、「自分をさらけ出す大切さ」(日本経済新聞2016年9月27日夕刊)、「「中1」ギャップを埋めたい」(日本経済新聞2016年7月8日夕刊)、日本経済新聞西部2013年5月13日朝刊と日本経済新聞大阪2011年2月28日に書かれていた余部鉄橋に関してです。
この中から2つ紹介します。

1つ目は、「自分をさらけ出す大切さ」という記事についてです。この記事は、ピーター・フランクルさんの子供時代の経験、日本に来て感じた事が書かれています。フランクルさんは子供時代、両親の仕事柄、家庭に様々な職業の人が来て、一緒に食事をする事がありました。この経験により、様々な人生観、考え方に触れ学んだそうです。そして、日本にやってきて感じたことを、「それでも日本人が家族ぐるみの付き合いをしないことを残念に思います。あまり自分をさらけ出したがらず、片付けていないことを言い訳に他人を家に呼ばない。同僚や友達と食事をするときもレストランで終わらせている。今の核家族で、これでは子どもたちが親や先生以外の大人と触れ合う機会がなくなります。親の言うことを聞いてくれない子どもでもほかの大人の話には素直に耳を貸す事がよくあるのに、もったいないと思います」と語っています。私もボランティアで幼少期から様々な大人の方と話す機会があります。そういう経験が私の今の人生観、世界観などにつながっていると思います。だからこそ、身内と付き合うだけでなく、外の世界に触れ、自分を高めるきっかけにするべきだと思います。皆さんもぜひ、様々な大人の方と付き合ってみてください。

2つ目は、私が夏訪れた兵庫県香美町にある余部鉄橋の歴史に関する記事です。1912年に完成した余部鉄橋では1986年に電車が転落するという事故が起こってしまいます。今現在はコンクリート製になっており、「空の駅」として観光地化されています。眺めもよく気持ちのいい場所でエレベーター建設計画もあるので是非皆さんも行ってみてください。

寒くなってきましたので体調管理には気をつけて、過ごしましょう!!

後期ゼミ始動

2016-10-11 23:17:00 | ゼミ日記
更新が遅くなってすみません!boy

9月29日(木)後期のゼミがスタートしました。soccerball

町田さんが教育実習のため欠席でしたが、あとは全員が揃って、後期のゼミを始動することができました。夏休みの間、みんながインタビューを行い、なかなか良い話が聴けたようです。後期は作品づくりがメインになりますが、今年も楽しみです。pencilset

久しぶりの再会で一回り話をしたあと、小宮さんの教育実習慰労会ということで、ゼミの二次会に出かけました。みんなのまた違った側面を知ることができて、愉快でした。町田さんが帰ってきたら、また何か企画を考えたいと思います。light

後期も気持ちを引き締めて、作品をしっかりと仕上げて、すべてを完了させた上で、楽しい草津合宿と韓国研修旅行に出かけたいです。先に苦しんで、後で楽をするほうが、間違いなく幸せです。みんなで励まし合って、がんばっていきましょう!それでは、前納さんにバトンタッチしますclap