こんにちは!たかいらです。
ゼミでは2月に箱根の冬合宿を行い、3月に4年生を送り出し、4月に新しいメンバーを迎えて、2012年度の出発をしました。
今年のゼミ生は8名、新規生が6名ですべて教職履修者となりました。じっくりと学んでいくにはちょうどいいサイズになりましたので、今年もまた教育、そしてライフヒストリーを深めていく広場として、ゼミを育てていきたいと思っています。
4月に入ってはじめてのゼミは、4月12日(木)に行われました。ゼミのオリエンテーションでしたが、私のライフヒストリーと教育学との出会いということで話し始めたのですが、教育学まで辿り着く前に時間が経ってしまい、ゼミの時間は終わってしまいました。(反省)
そして、二回目のゼミは、4月19日(木)に行われました。本年度はじめてのShow & Tellもあり、私が担当しました。お題は、イギリスの道路標識についてです。道路標識からイギリスと日本の社会、規則の成り立ちの違いをみるというテーマで、みんなにある道路標識の意味を考えてもらいました。ほかの社会と出会ってみることで、自分たちの社会を見つめ直すことができることがあります。若い皆さんには、ぜひとも異文化と出会って、多様な考え方を自分自身のなかに育てていただきたいと思っています。
それから、オリエンテーションの続きということで、教育学のこと、1990年代以降の日本の教育改革のこと、そして、これからの学校教育の課題などをお話ししました。さすがは、教職履修の学生揃いということもあり、よく話を聴いてくれたという感触がありました。有り難いことです。
次回からは、いよいよ具体的な内容がスタートし、グループ・インタビューと文献講読に入ります。文献講読は、なんと大田尭先生の『教育とは何かを問い続けて』(岩波新書)。私が高校時代に出会った本です。ゼミで読むのははじめてです。ゼミのために再読してみて、今もなお大田先生の語られた切り口は、新鮮であると改めて感銘を受けました。大田先生と七十歳以上の歳の差があるゼミ生たちが、どのような読み方をするのか、次回からのゼミを楽しみにしています。
私自身が七十歳下のこれから生まれ来る子どもたちにどのような言葉を残せるのかと考えると、先人の偉大さにただただ立ちつくすばかりです。それでも、七十歳下の人たちと対話するという射程をもって、文章を書くという構えをもつことは、今の時代、とくに必要なことなのかもしれません。
内村鑑三の『後世への最大遺物』にあるように、私たち一人ひとりが後世に価値ある生の遺産を残すように生きていくことが、社会を変えていく第一歩になるように思います。それでは、今年度も一年間、よろしくお願いいたします。
ゼミでは2月に箱根の冬合宿を行い、3月に4年生を送り出し、4月に新しいメンバーを迎えて、2012年度の出発をしました。
今年のゼミ生は8名、新規生が6名ですべて教職履修者となりました。じっくりと学んでいくにはちょうどいいサイズになりましたので、今年もまた教育、そしてライフヒストリーを深めていく広場として、ゼミを育てていきたいと思っています。
4月に入ってはじめてのゼミは、4月12日(木)に行われました。ゼミのオリエンテーションでしたが、私のライフヒストリーと教育学との出会いということで話し始めたのですが、教育学まで辿り着く前に時間が経ってしまい、ゼミの時間は終わってしまいました。(反省)
そして、二回目のゼミは、4月19日(木)に行われました。本年度はじめてのShow & Tellもあり、私が担当しました。お題は、イギリスの道路標識についてです。道路標識からイギリスと日本の社会、規則の成り立ちの違いをみるというテーマで、みんなにある道路標識の意味を考えてもらいました。ほかの社会と出会ってみることで、自分たちの社会を見つめ直すことができることがあります。若い皆さんには、ぜひとも異文化と出会って、多様な考え方を自分自身のなかに育てていただきたいと思っています。
それから、オリエンテーションの続きということで、教育学のこと、1990年代以降の日本の教育改革のこと、そして、これからの学校教育の課題などをお話ししました。さすがは、教職履修の学生揃いということもあり、よく話を聴いてくれたという感触がありました。有り難いことです。
次回からは、いよいよ具体的な内容がスタートし、グループ・インタビューと文献講読に入ります。文献講読は、なんと大田尭先生の『教育とは何かを問い続けて』(岩波新書)。私が高校時代に出会った本です。ゼミで読むのははじめてです。ゼミのために再読してみて、今もなお大田先生の語られた切り口は、新鮮であると改めて感銘を受けました。大田先生と七十歳以上の歳の差があるゼミ生たちが、どのような読み方をするのか、次回からのゼミを楽しみにしています。
私自身が七十歳下のこれから生まれ来る子どもたちにどのような言葉を残せるのかと考えると、先人の偉大さにただただ立ちつくすばかりです。それでも、七十歳下の人たちと対話するという射程をもって、文章を書くという構えをもつことは、今の時代、とくに必要なことなのかもしれません。
内村鑑三の『後世への最大遺物』にあるように、私たち一人ひとりが後世に価値ある生の遺産を残すように生きていくことが、社会を変えていく第一歩になるように思います。それでは、今年度も一年間、よろしくお願いいたします。