温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

NHK プロフェッショナル 仕事の流儀〜IT企業経営者・川上量生〜を見た。

2016-08-24 18:15:28 | 映画、TV、ミュージカル、エンタ
プロフェッショナル 仕事の流儀 川上量生 8月22日

オリンピックが終わって,通常番組が始まって、早速久しぶりにプロフェッショナル 仕事の流儀を見た。
川上量生(2016年8月22日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

IT企業経営者・川上量生(47)。視聴者が動画にコメントをのせられるネットサービスや、高音質の携帯着信メロディなど、独創的なサービスを次々と世に送り出してきた。常に15ものプロジェクトを抱える川上には、どんな企画にも貫く大原則がある。それは「無いものを、作る」というものだ。

見てみたら、なかなか面白いキーワードがいっぱいあった。一番気に入ったのは、下の「競争はしない」ということ、川上氏によれば、競争する競いあうということは、正攻法や正しい勝ち方、必勝法、定石などが生まれる。それから外れると勝てない。つまり皆それを実行するだけ、その定石を確実にこなしたものが勝つということ。面白くない、ユニークでない。という意見。
私は昔から競い合うことが好きでなかった。また、それがコンプレックスでもあった。F1でも徒競走でも、レースでも、学力争いでも、なんか必死に一番になるモチベーションはなかった。その意味がわかった。ユニークでなく正攻法、定石をきちきちこなすのが面白くなかったのだ。もちろん結果的に勝つのは嬉しんだけど、それをモチベーションに必死が頑張ることができなかった。でも、それでいいんだ。
「無いものを作るのが重要で。ニーズがあるんだけど、まだ世の中にないものを僕らは作ろうとしているだけなんです。競争相手がいなければ、好きな道を歩めるし、そこにはユニークな歴史が生まれますよね。他の誰かができることはその人がやればいい。自分がやらなければ起こらなかった歴史はおもしろいかなって思います」

下のひらめきは信じない、とびつかないというのは完全同意できなかった。でも、川上さんは自分の趣味嗜好は特殊で自分のひらめきというかこれは売れると思ったものはニッチで売れないと言われていた。これは私も自分の思考がマイナーなことを知っているので面白かった。
仕事でも、設計マニュアルや図面一つとっても、前の人の図面と全く同じにするのは大嫌いだった。何か自分なりにユニークな足跡を残そうとしていた。また、スペックでい版院あるというより、世界で初めてというプロジェクトが好きだった。
「天からのひらめきは信じていないんですよ。アイデアは情報量で決まるから、他の人も思いついている可能性がある。それなのにやられていないということは何か原因があるはずで、それが分からない限り失敗するんですよ。実現されていない理由を分析して、クリアできると判断できたら、実行に移すという感じですね」

最後は無駄をしてこそ、人間というのは、全く賛成だ。仕事では効率効率の連続だが、私はこれにモチベーションは感じない。人間は理屈や理性によって動かない、欲望で動く。だから、環境のために。。。健康のために。。。という正論がまかり通るのは大嫌い。

2006年に川上が生み出した、インターネットの動画投稿サイト。動画にコメントをのせ、大勢で盛り上がる機能が受け、動画投稿数は日本最大級を誇る。
思ったことをただ書き込むだけで、社会的な意義はないが、そこにこそ川上は人間の本質があると考えている。