諸行無常の響きあり

今日も夏がぶり返したかのような暑いお天気になった。
やはりお彼岸すぎまではこういうことがあるなと思う。
朝のラジオでジャニーズ事務所をやめる錦戸亮というかたの
話題が出た。
歌もうまいし大変演技力もある方で
もうひとりで役者としてやっていく自信がついたので
決心をしたのではないかとパーソナリティは言っていた。
ジャニーズ事務所では今後も事務所をやめる人が
ある程度出てくるのではないかという
展望がラジオでは語られていた。
その話をしたあとパーソナリティはこんなことを言った。
「おごる平家も久しからず。勢いのあるところでも
必ず衰退するときは来ます。
かつては日本でも渡辺プロにあらずんば人に
あらずと言われた時期もありました。
しかし今日の渡辺プロに過日の勢いはない。
あるいはジャニーズもこれからどうなるか
それはわからないと思います」とパーソナリティは言った。
そのあとパーソナリティは
「ジャニーズが決しておごっていたわけではありません。
しかし、勢いがあるところでもその勢いが
ずっと続くわけではありません」と補足した。
本当にこのパーソナリティはこういう考え方を
する方だなと思う。
平家物語の書き出しは次のようになっている。

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。た
けき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。

ようはジャニーズが仮に衰退したとしても
それはおごっていたからではなく
諸行無常であるからという考えを
パーソナリティは言っているわけで
そういう考え方は幅広い捉え方に
繋がっていいなと思う。

それにしても僕もだんだん年を
とってきて本当に諸行無常であるなと思うことが多くなった。