ケンのブログ

日々の雑感や日記

男はつらいよ50作

2019年09月04日 | 日記
昨日、山田洋次監督が男はつらいよの50作と言うことで
インタビューに答えたような動画がネットに出ていたので
見た。
そのインタビューの内容をようやくした記事もネットに
出ていた。
要約の一部なこんな風に’なっている。

(山田洋次監督は)渥美清さんとの思い出も語った。
赤坂のホテルで台本を書いた山田監督を陣中見舞いにきた渥美さん。
2人で銀座に食事に行った帰り道、タクシー内で山田監督が
「このまま熱海にでも行って温泉に入りたいな」というと、
「いいですね! 行きましょう」とタクシーで熱海に向かったという。
結局熱海には行かず途中で引き返したが
「すごく楽しかったし、そういう喜びを与えてくれる人だった。
あれを言えるのがすごい」と話した。

この事に関して山田洋次監督は
渥美さんと熱海に向かって
タクシーは高速に乗った。
しかし私は次の日打ち合わせがある。そんな話をすると
渥美さんは日を伸ばせばいいじゃないと言ったけれど
だんだん気が重くなって心配になってきた。
渥美さんにやっぱり赤坂に戻るというと
そうですかということで赤坂に戻った
ということを話しておられた。
要は山田監督は仕事のことが気になって
自分で熱海に行きたいといっておきながら
渥美さんの誘いに乗れなかったことになる。
渥美さんの誘いにあのときは乗れなかったという
心残りがあるから山田監督は渥美さんとの
この出来事をよりいっそう覚えておられたように思う。
そんなところが山田監督は優しい人だなと思う。
渥美さんがあのときとっさにタクシーで熱海にいきましょうと
いってくれるためには次のような条件が
整うことが必要と山田洋次監督は言っていた。

第一にタクシーに乗るわけだから金を持っていなくてはならない。
第二に急に熱海にいってとまるわけだから
急にいってもとめてくれる旅館を渥美さんは知っているということ
第三に急に熱海に行くためにはひまであることが必要。
渥美さんは寅さん以外の映画には出ていなかったから
ひまだった。

この山田洋次監督の言葉を動画サイトで聞いたとき
本当に山田洋次監督は洞察がふかく優しい人だなと思った。
こういう山田洋次監督と渥美清さんはじめ
スタッフとの信頼関係が
あったから男はつらいよはあんなに長いこと続いたと思った。
あと山田監督の年齢になってもこれだけしっかりと
理路整然とものを語るというのはすごいことと
しみじみと思った。
若いころからの訓練のたまものと思う。

またこんな要約もネットに出ていた。

佐藤蛾次郎は渥美さんも含めた4人でタヒチに行った思い出を話した。「まあ、楽しかった。倍賞千恵子さんがワンピースの水着だったのでビキニを買ってあげて、それで泳いでもらった」。倍賞は「初めてのビキニでしたが蛾次郎さんがまわしていて」と話した。佐藤は「8ミリをまわしていました」と笑った。また、倍賞は「渥美さんに見送られて泳ぎに行っていたけど、渥美さんはほとんど泳がなかった」という。山田監督は、「渥美さんは日焼が全くダメだった」と話した。

実際に動画を見ると倍賞千恵子はあれは蛾次郎さんに
買ってもらったんじゃなくて結局自分で買ったのよと訂正している。
初めてのビキニだったから海岸のスタッフのいない場所で
まずじぶんだけで着てみてからみんなの方へ
出ていったのよ。そうしたら蛾次郎さんが八ミリを回していて
それはやめてって言ったんですよ。と倍賞千恵子は言った。
山田監督は倍賞さんのビキニ姿は覚えておられますか
と記者が言った。
いや、それが僕は覚えてないんですよ。
タヒチの海岸のトップレスの人たちの方に目が行っていたから。と
山田監督は答えた。