ケンのブログ

日々の雑感や日記

大阪の人

2019年09月12日 | 日記
数ヵ月前に僕が行っている歌クラブのピアノ伴奏の女性のN先生に
おいくつですかと聞いてみた。
「オリンピックを知らないのが私の自慢なんですよ」とN先生は言った。
話の感じでオリンピックというのは
1964年の東京オリンピックというのはなんとなくわかった。
「そうですか。僕は最初の頃先生はアラサーだと
思ってたんだすよ。でも別の先生からN先生のお子さんは
大学を卒業されたと聞いてその考えを改めました」と僕は言った。
「そんなこと言ってもなにも出ませんよ。
子供の年齢も言ったらだめですね」とN先生は言った。
そうですねと僕は言ったけれど
前回の東京オリンピックを知らないのが自慢ということは
それでも1962年生まれの僕から見ると
少し年下かと思った。だいたい50才前後くらいだろうかと。
まあそれでもとても50才を越えているには見えないけれど。

数日前その歌クラブが始まる前15分くらい
僕はSさんという70才くらいの男性と話をしていた。
話の途中でSさんは傍らで歌クラブに来る人たちに
プログラムの案内をしていた伴奏のN先生の方を
ちらっと見て言った。
「あの先生はこの中ではダントツに若いなあ。
それにああして年寄りにかいがいしく案内している」と。
「そうですね。N先生はこのなかでは一番
若いと思いますよ。
僕よりもたぶん年下です」と僕は言った。
「当たり前だろう。それはナカシマさんよりは年下や。
あれは37才くらいだろう。俺の娘よりも若い」と力を込めておっしゃった。
いやあ、なんかこれはちょっといいこと聞いたなと僕は思った。
歌クラブが終わったあと椅子を片付けているときに
僕はN先生に言った。
「SさんがN先生はどう見ても37才くらいだといってましたよ」と。
するとそばにいたTさんという女性が
「それでナカシマさんどう答えたんですか」と僕に言った。
「僕も37才くらいと思います。と答えました」と僕は言った。
「ちゃんとナカシマさん心得ておられるじゃないですか」とTさんは
言った。
「黙ってたらいいんですよ」とN先生は言った。
なんか大阪の人というか女性は面白いというか
怖いなとも思う。