朝のラジオで浜村淳さんが亡くなった梅宮辰夫さんのことを語っていた。そこでは梅宮さんは病気の治療にあたって民間療法、おまじない、祈祷というものにはたよらず、医学に頼って生き続けた。それは梅宮さんの父親が医師であったことも影響している。という趣旨のことが語られていた。
ちょっとそのことに関して調べてみると梅宮さんはやはりもっぱら医学を信頼してそれによって生きることができたという趣旨のことを梅宮さん本人が語っておられるサイトがあった。
つまり浜村さんが語った内容はそのまま梅宮さんの言葉の趣旨だった。ただ、ラジオで浜村さんが語るのを聞いていると梅宮さんは医学を信頼してこれに頼った。その点で梅宮さんは一本筋が通っていたというようなニュアンスに聴こえた。
たぶん、浜村さんの語りの抑揚の付け方とか、強調するポイントの置き方などによってそのようなニュアンスが醸し出されたのだと思う。
もちろん故人は一本筋の通った人だったというニュアンスの話は聞いていてこころがホッとする。特に話を美談にしようと浜村さんが力んでいる感じはないのに、そのように聴こえてしまうのが浜村さんの熟練の技なのだと思った。
真似してできるものではないけれど、物事のプラスの側面にスポットを当てる話し方と言うか考え方というのはなるべく見習いたいものだなと思う。