硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

腰痛に悩まされ・・・。

2013-02-07 22:00:58 | 日記
つい先日、移乗介助中に腰をグキリとやってしまった。集中力が散漫な時に身体の使い方を無視して力任せに行ってしまうと腰をやってしまうのだけれど、今回のは少しひどい・・・。

寝返りを打つこともままならず、靴下をはく事すら困難。本当に腰は大切だと痛感している。

朝目覚めた時、身体を起こす事ができず、天から「介護職を辞めなさい。」と、言われているんじゃないだろうかと考えたりもした。でも、全く体が動かないわけではない。やわやわと身体を動かしてゆくと、痛みは伴うけれどなんとかなりそうと思い、とりあえず病院に。

レントゲンを撮り、診察して頂き、シップと飲み薬を処方されそれで終了。ちなみにコルセットという物も初めて戴く。

職場で特に女性の方はコルセットを巻いて働いて見える方が多い。それを観て「ああ大変なんだなぁ」と思っていたら、その当事者になってしまった。油断大敵である。

とりあえず安静にして過ごし、その日の夜、処方された痛み止めを飲み夜勤を務める。ドクターに「重いものは持たないでくださいね。」と言われたけれども、介護職だもの。そんなわけにはいかない。なんとかやりきろうとペース配分を決めて挑む。

腰痛になりどうしたものかなと考えながら、トランスファーを行う際に思い出したのは、ボディメカニクスと残存機能の活用である。 

自身の体が元気なうちは自己流で行っていたけれども、それだと力を入れる際に痛みが走る。今までのやり方では出来ないなと、初心に帰り実践してみると、腰は痛むけれど自己流で行う時の痛みに比べると随分柔らかい。目からうろこである。

その夜はその方法で乗り切り、自宅にてダウン。2月は個人的に色々と計画していたが、すべて白紙に戻る。ほかの部位はどうもないので本当につまらない。

うとうととしながら布団の中で色々考えていて、ふと思った。どうしてこうなったのかなと。

本来ならば、2月の第一週は毎年恒例の友人とのスキーツアーであるが、なぜか今年は友人の都合で2月の最終週に変更になった。そう考えると、この腰痛の原因はそこから始まっているような気がする。希望休を変更すると勤務表作成者がそれをもとに勤務を作成する。そこで、その日のメンバーも決定する。業務をフォローしてくれる人ならばいいのだけれど、私が大事な人は私を優先するためにどうしても業務が増える。その増えた部分で腰痛を引き起こしてしまったのだから、元を辿ってゆけば友人の都合に辿り着く。

「ああ。予定調和なのか。」と思いつつも、注意力を欠いた自身の不徳の結果。しかたがないのである。

腰痛に悩まされ、色々考える。このまま治らなければどうしようとか、酷くなっていったらどうしようとか、気合いで直してやろうとか、大変気持ちがアップダウンする。自身の感情の揺らぎでしかないのに考えるだけでひどく疲れる。

しかも、もうそんなに若くないから治りもゆっくりである。しかし、それを受け入れていかなければならぬ。

なぜならば、老いとはそういうものだから。

昨今、アンチ・エイチングという言葉をよく聞くけれども、老いというものをそう捉えると、不自然なものかもしれませんね。

そう考えると、ありのままを受け入れてゆくというのは、なかなか難しいテーマかもしれません。

なんだかややこしいですね。