硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

おこり地蔵

2015-08-06 21:58:14 | 日記
この絵本に出会ったのは本当に最近で、表紙の絵に引かれ、何気なく手に取りページを開いて読んでゆくと、たちまち物語の世界観に引き込まれ、不覚にも最後のページに涙したのです。

これまで、本や映像などで広島の出来事を見てきたけれど、この物語に涙する感性が身についたのは、直接体験した生身の人達から話を聞いたからだと思うけれど、そこには本や映像ではたどり着けない感覚があるのではないかと感じたのです。

そう考えると、「おこり地蔵」の世界観は子供達には理解しづらい物語であるので、いずれその世界観が理解できるような環境を大人である人達が築いてゆくことが大切なのではないかと思ったのです。

思想の偏りは十分自覚していますが、それでも、おこり地蔵と言う絵本は、できるだけ多くの人に読んでみてほしいと思うのです。