硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

潜んでいる危機を見抜く力も必要とされているのでは?

2019-06-21 20:31:29 | 日記
介護の仕事をしていると、様々な疑問に突き当たります。今日は視点を少し変えて、一石投じておきたいと思います、

施設で虐待などの事件が報じられると、その施設の管理者や職員がクローズアップされていますが、何故その施設に住むことになったのかまでは報じられません。

施設入所の場合、多くの人が介護保険を使うことになります。そうすると、介護保険利用者の多くはケアマネージャーの介入が必要になります。

ケアマネージャーは、利用者やその家族の要望や希望に合わせて、マネジメントし、その人にあった社会資源を紹介する役目を担います。

ケアマネージャーの勧めで入所した施設で、職員による暴行や虐待があった場合、ケアマネジャーは、その施設のケアの本質を見抜けなかったという事になります。

殺人事件に発展した場合もしかりです。

ケアマネの資格を取得したとたん、偉くなる人を時々見かけます。
そういう人に限って、現場では、動かない人だったりします。
そういう人にマネジメントの向上を求めるのは困難です。

虐待事件の加害者は間違いなく、直接手を下した人であり、ケアマネジャーの責任ではないけれど、もし、今後、施設での殺人事件があった場合、誰が、どのようにしてその施設を紹介したのかまでを、公にすることでしか、ケアマネさんのスキルを上げる方法はないのではないかと思ったりするのです。