先週、三重県総合博物館で行われている「高畑勲展」を鑑賞し、今日、宮崎駿監督の最新作「君たちはどう生きるか」を鑑賞した。
ジブリファンだった(もう過去形なのかもしれない)者として、とても充実した時間を過ごせた。
具体的な感想を述べると、どちらも「ネタバレ」になってしまいかねないので慎重に、感想を述べたいと思う。
高畑勲展は、高畑さんの作品や文章に触れる事で、幼い頃に観てきた高畑アニメをクリエーターの側からうかがい知る事が出来てとても良かったです。それが「高畑勲展」での一番の収穫でした。
宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」は、宮崎アニメの頂点といえる作品でした。
アニメーションを芸術作品にまで昇華させていたと言え、おそらく、日本以上にヨーロッパで高い評価を受けるのではないかと思う。
物語の序章部分は、手塚治虫青年、高畑勲青年、宮崎駿少年が身体を通して感じ取った風景なのだろうと思った。
そして、美術がとにかく秀逸であった。
ターナーやブータン、ルノアールの風景画のような背景がとても美しく、また、コアなジブリファンに向けた演出も素晴らしい。
アテレコも抑揚が抑えられていて、小津安二郎さんの作品のようでとてもよかったです。
観終わって強く感じたのは、宮崎さんはこの作品を高畑勲さんに観てもらいたくて作ったのではないかと思いました。
最後に僕が個人的にグッと来たポイントは、「高畑勲展」では、「ハイジ」のキャラクターの設定の原画。
迷いのない線、正確に描かれるハイジにはほんとうに感動しました。
「君たちはどう生きるか」では、エンドロールのクレジットの中の「田中敦子さん」と「男鹿和雄さん」の名前を見つけたこと。
好きなクリエーターさんが作品に携わっているのをみると、嬉しくなりますよね。
そして、なんといっても、オープニングで、もう観られないだろうと思っていた、2023 SUTGIO GHIBLIの文字を見たこと。
宮崎駿さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。
ジブリファンだった(もう過去形なのかもしれない)者として、とても充実した時間を過ごせた。
具体的な感想を述べると、どちらも「ネタバレ」になってしまいかねないので慎重に、感想を述べたいと思う。
高畑勲展は、高畑さんの作品や文章に触れる事で、幼い頃に観てきた高畑アニメをクリエーターの側からうかがい知る事が出来てとても良かったです。それが「高畑勲展」での一番の収穫でした。
宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」は、宮崎アニメの頂点といえる作品でした。
アニメーションを芸術作品にまで昇華させていたと言え、おそらく、日本以上にヨーロッパで高い評価を受けるのではないかと思う。
物語の序章部分は、手塚治虫青年、高畑勲青年、宮崎駿少年が身体を通して感じ取った風景なのだろうと思った。
そして、美術がとにかく秀逸であった。
ターナーやブータン、ルノアールの風景画のような背景がとても美しく、また、コアなジブリファンに向けた演出も素晴らしい。
アテレコも抑揚が抑えられていて、小津安二郎さんの作品のようでとてもよかったです。
観終わって強く感じたのは、宮崎さんはこの作品を高畑勲さんに観てもらいたくて作ったのではないかと思いました。
最後に僕が個人的にグッと来たポイントは、「高畑勲展」では、「ハイジ」のキャラクターの設定の原画。
迷いのない線、正確に描かれるハイジにはほんとうに感動しました。
「君たちはどう生きるか」では、エンドロールのクレジットの中の「田中敦子さん」と「男鹿和雄さん」の名前を見つけたこと。
好きなクリエーターさんが作品に携わっているのをみると、嬉しくなりますよね。
そして、なんといっても、オープニングで、もう観られないだろうと思っていた、2023 SUTGIO GHIBLIの文字を見たこと。
宮崎駿さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。