僕が10代の頃,その名前を知った。
当時、「キティアニメーションサークル」というファンクラブの会員であり、アニメ版「うる星やつら」のファンだった。
自力でビデオデッキを購入してから毎回ビデオ録画し、必ず二回観るというヘビーユーザーで、社会を拒絶していた大変視野の狭いヲタ時代でもあった。
以前も述べたが「どんな人が制作に関わっているのか」までチェックするほど取り付かれていた。
ある日、脇役で癖のある声が耳に残った。キャラクターから少し浮いた感じもあったが印象深く心に留まった。エンドロールを一時停止で確認すると、「TARAKO」とあった。
「うる星やつら」が終了し、僕もアニメから遠ざかったころ、テレビをつけていると、その声をよく耳にするようになった。
「ちびまる子ちゃん」の話題が日常に出てきたときには「その声優さんはね・・・」と心の中でつぶやいていた。
そして、もう一人。
その人は「うる星やつら」の原画担当の中にいた。
キティアニメーションが手掛けるアニメ「宇宙皇子」で、その人の引く線を初めて知った。
繊細な線から紡ぎ出される特徴のある目の美しいキャラクターと美しい色彩。
こんなにきれいな線を引けたら絵を描くことも面白いのになぁと思いながら、その絵を眺めていた。
その人が描く線は、時代を経ても何度も見る事が出来た。クレジットがなくとも「いのまたむつみさんだ」とわかった。
二人の訃報が届く。
この気持ちを上手く言葉に出来ない。
当時、「キティアニメーションサークル」というファンクラブの会員であり、アニメ版「うる星やつら」のファンだった。
自力でビデオデッキを購入してから毎回ビデオ録画し、必ず二回観るというヘビーユーザーで、社会を拒絶していた大変視野の狭いヲタ時代でもあった。
以前も述べたが「どんな人が制作に関わっているのか」までチェックするほど取り付かれていた。
ある日、脇役で癖のある声が耳に残った。キャラクターから少し浮いた感じもあったが印象深く心に留まった。エンドロールを一時停止で確認すると、「TARAKO」とあった。
「うる星やつら」が終了し、僕もアニメから遠ざかったころ、テレビをつけていると、その声をよく耳にするようになった。
「ちびまる子ちゃん」の話題が日常に出てきたときには「その声優さんはね・・・」と心の中でつぶやいていた。
そして、もう一人。
その人は「うる星やつら」の原画担当の中にいた。
キティアニメーションが手掛けるアニメ「宇宙皇子」で、その人の引く線を初めて知った。
繊細な線から紡ぎ出される特徴のある目の美しいキャラクターと美しい色彩。
こんなにきれいな線を引けたら絵を描くことも面白いのになぁと思いながら、その絵を眺めていた。
その人が描く線は、時代を経ても何度も見る事が出来た。クレジットがなくとも「いのまたむつみさんだ」とわかった。
二人の訃報が届く。
この気持ちを上手く言葉に出来ない。