和紙を作る家に嫁いだ嫁のブログ

親子五代に渡り受け継がれた和紙作りの伝統を守るべく今日も奮闘する『和紙を作る家』に嫁いだ嫁のブログ

墨の華。

2013-07-14 14:14:00 | 作家さんのお話
和紙は、漉いてすぐ使うより しはらく寝かせてから使う方が使い良くなります。


出来上がった直後の物より、時間の経過と共に 余分な水分や 楮の繊維の持っている脂分が徐々に飛び、適度に枯れて紙の目が均等に締まってくるからでしょうか?


私たちの業界では『紙が落ち着く』とも言います


うちの和紙をお使い頂いているお客様から、こんな素晴らしい絵と 嬉しいお言葉が届きました





アップにすると…








これは全紙サイズ(70×135㎝)の和紙に描かれた物をハガキサイズに縮小し印刷されたものです。


しっとり優しく強い手漉き和紙に咲く墨の華がここちよく……


と仰って下さっています


墨の濃淡と 墨の微妙なにじみ具合で表現されたふくろう…


墨の華が咲くと表現される意味がわかる素晴らしい作品です


皆さん、

墨の華…

わかっていただけましたでしょうか?





これは余談になりますが…


少し前まで、疲れのせいなのか? 私の唇に、できものの華が咲き、喋るたびに血まみれになり派手な事になっておりました…(笑)


今度は…主人が口の中に、できものの華を咲かせていて『痛い、痛い』と泣いております(笑)


でも、注文をたくさん頂いているので 休んでなんていられません



この三連休も返上で仕事です


さー、あとひとふんばり


ユンケル飲んで頑張るば~~い♪ヽ(´▽`)/