今日一日だけ生きてみよう

卯月タラの日々のつぶやき

カッター、自傷、死神、グラタンコロッケ。

2008-12-27 18:30:25 | タラの日記

ようこそ、卯月です。
カウンセリングから帰ってきて、早めの夕ご飯を食べて、返してもらってきた性犯罪被害者の手記を読み始めたら、せっかく食べた「さぼてん」のエビグラタンコロッケをおおかた吐いてしまいました。
先生はちゃんと1週間で本を読み終えてくださっていて、「事件の様子が詳しく書かれているので、いろいろなことを思い出してつらくなるかもしれないけど、今でも昔の事件が頭を離れることがないのなら、今よりひどい状態になることはないと思います」と言ってくださったのでしたが。
自信がなくなってしまったので、この手記は、年が明けて次のカウンセリングが近くなってから読むことにしようと思います。

実は、今日はカウンセリングにカッターを持っていって、自分の首を切りつけようとしたところで取り上げられてしまいました。
これまで何本、カッターを持って行っては取り上げられたことか、もう思い出せないぐらいです。
性懲りもない私。
私がカッターを持ち歩いていて、あちこちで自傷をしていたころ、夫が家じゅうのカッターを全部隠してしまったことがあって(宅配便のダンボールを開けたりするのにとても不便だったのでしたが)、私は気が変になりそうでした。
どうか、周りに自傷癖のある人がいても、その人から刃物を全部取り上げたりしないでください。
理由はうまく説明できないのですが、まさに今、身体を傷つけようとしている、というときはとめてあげてほしいとは思いますが、ただカッターを持っているときは、「ああ、カッターを持っているんだな、不安で怖くて寂しくてたまらないんだな」と思って、怪我をするかもしれない不安(それは見ているほうの不安です)を抑えて、ただじっと見守っていてあげてほしいのです。
私は夫がカッターを全部隠してしまったときに、とても寂しかった。気が狂いそうでした。
死んでしまいそうなときは勿論とめなくてはなりませんが、刃物を持っていたい気持ちをまずわかってほしいのです。
勝手な言い分でしょうか。

私はでも今日は、ちょっと危ない感じでした。自分でも、ああ、死神に半分引きずられてる、やばいな、と思っていました。
死のうと思って来た、先生のところなら怖くないかもしれないと思った、と私は言いました。先生は、「場所は問題じゃない、死ぬこと自体が怖い、という感覚をよみがえらせてください。死ぬことは怖い、死ぬより怖いことなんてないんですよ」と私に言いました。
生きていたら、先生は私をずうっと助けてくれるの?と私は泣きながら聞きました。「ずうっとずうっと、支えてくれるの?」
はい、と先生は言いました。
死神がすうっと抜けていった瞬間でした。

私は弱虫です。
自傷癖も抜けません。
でも、やっぱり生きていこう。
年賀状に「今年もよろしく」って書いちゃったし。

こんな、ひやひやものの私ですが、これからもどうぞお付き合いください。

ああ、吐いたのでお腹が空いちゃったよ。
何か食べよう。
じゃあまた明日。
ごきげんよう。