すずめ休憩室

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気の向くままにつづってみました。

救急の日

2005年09月09日 | 日々つれづれ
今日、9月9日は9が2こで「救急(きゅうきゅう)の日」なんだそうです。

市町村でもこの日の前後に「救命講習」を行う所が多いみたいで、私も過去2度程受けたことがあります。消防署が主催で無料でしているのが殆どだから受けたことのある人も多いかもしれませんね。

受けたことのない人の為にちょっとだけ説明をば・・・
例えば、身近な人が急に意識を失って倒れたらどうしますか?
大抵の人の答えは「救急車を呼ぶ」ですよね?

でも119に電話したとしても救急車が到着するまで数分かかるでしょう。
でも意識を失った人が仮に呼吸までも止まっていたら、救急車の到着を待っていたら手遅れになってしまう可能性があるのです。

脳というのは酸欠にとても弱い器官で、酸素が送られなくなってから(つまり呼吸が止まってから)2分後で人工呼吸をすると蘇生率は90パーセント、3分後で75パーセント、4分後で50パーセント、5分後で25パーセント、そして10分後にはほとんど0になってしまうそうです。一方、救急車の現場への平均到着時間は通報を受けてから6.4分とのこと。という事は救急車が来てから人工呼吸や心臓マッサージをしたのでは蘇生率がかなり低くなってしまうのです。

なので救急車が到着するまでの時間、命のバトンを繋ぐのが身近な人達による「人工呼吸」と「心臓マッサージ」いうことになり、その「人工呼吸」と「心臓マッサージ」の仕方を教えて貰うのがこの「救命講習」というわけ。

ここでは詳細を書くより、これは実際に体験したほうが絶対に為になるので、あえて詳細は書きませんが、是非1度、講習を受けてみてはどうでしょうか?

講習はマネキンを使って行います。一応多数の人が受けるので一人ひとり使い捨てのガーゼのようなマウスピースを使います。
心臓マッサージの方も結構力がいるんですよね。体重をかけて推すというか・・こんなに押したら肋骨折れないんだろうか?と思ったら、大人は折れないもんなんですって(子供の場合は力の入れ方がまたちがうんです)っていうか仮に折れてもマッサージで心臓を動かすことの方が重要なんだとか。
そりゃそうだ、折れても折れなくても心臓が動かないと死んじゃうし。

でも実際に目の前で起こったら出来るかなぁ・・・
何もせず5分過ごすほうが死亡率が高くなっちゃうし、ここは勇気を出すしかないですよね

ただ、ウチの親が倒れたら出来るかが疑問・・・親にキス人工呼吸が出来るかというより、気が動転してテンパりそうだ。
とにもかくにもそんな事が無いに越したことはないけれど、「救急の日」をきっかけに「救命講習」をちょっと心の隅にでも留めてみてくださいね。