すずめ休憩室

日々のこと、好きなこと、飼っていたペットのことなどなど・・・。
気の向くままにつづってみました。

ほんまの月寒あんぱん

2006年11月21日 | 美味しいモノ
札幌に出掛けたついでに、月寒あんぱんで有名なほんまへ寄ってみました。
そこは札幌の中でも古い住宅街にある小さなお店。

月寒あんぱんとは普通のあんぱんとは違い月餅(げっぺい)のような形をしたお菓子。
しっかりした生地とこし餡が特徴です。
そもそも明治時代、東京で「あんぱん」という美味なパンが売られていると噂で聞いたほんまの創設者が「それってどんなもんじゃ?」と想像しながら作り上げたのがこの月餅のようなお菓子。それを札幌の月寒という土地に駐屯していた陸軍歩兵第25連隊に売ったらしい。甘いモノがまだ贅沢品だった時代、それは大人気となったそう

そして戦中前後の時代の荒波の中、他の店が店を畳む中、ほんまだけが営業を続けてきたそうな

開業100年

それを記念して、お店では1日50個限定で当時の復刻版の月寒あんぱんが売られていました


左側のちょっと大きなのが復刻版の月寒あんぱん、右のちゃんと包装されているのが現在売られているバージョン

食べた感じは復刻版の方がアンコが甘~い!
普通の月寒あんぱんでも甘いのに、もっと甘~!!
そして生地がほろほろと柔らかい
昔「みそぱん」ってあったけどあんな生地です。
今はなにかと「甘さ控えめ」が売りだけど、昔は「甘い」のが高級の証だったんだろうね

あと甘酒カステラという物が売っていたのでこれも買ってみました

小樽の雪の花酒造の「小樽港」の酒粕を使ったカステラだそうです。
開けた途端、ふわっとお酒というかイーストの様な香り
まっイーストも酒粕も「発酵」という点では同じだけど(笑)
そして口に入れるとしっとりとして柔らかくキメが細かい生地・・・なんだろう??カステラとも違う、パンでもない。どちらかというとケーキに近いかな。
普通「カステラ」というとベーキングパウダーもコーンスターチも入らないのだけど、この不思議な食感はこのせいかしら?
でも食べていると口の中で「あっ酒粕!」という味がちゃんと出てくるんです。
お酒が苦手な私でも美味しく戴けるカステラでした

月寒あんぱんより私はこっちの方が好きかも(笑)