友人がお送ってくれた新聞のコピーに「優しいミクロ経済学」と云う記事があって、
その第1回が「制約下での選択」であった。筆者は東京大学教授柳川範之先生である。
これがほとんどの経済問題の本質だと書いてあった。
例えば企業の場合どこにどんな設備投資をするか。また賃金をどこまで増やすべきか。
これが企業経営にとって大切な問題であるが、
これらは、限られた収入をいかに有効活用するかという問題で、
つまりは制限下での選択の問題でもあるわけです。
考えてみれば1日24時間1年365日、この時間に何をするかも制限下での選択の問題でもあるわ けで 、その選択がその人の人生を決めているわけです。
これに気づいたとき僕は100万ボルトの電線に触れたほどの衝撃を覚えました。
つまり、病気を口実にグダグダ云って何もしなければ、
それを僕が選択したことになりそれが僕の人生だったということにすぎないと気付いたからです。
だからと云って、何をすべきかが見えてきたわけではない、
苦悩は続くがこれまでよりも少しは建設的に生きられるだろうと思われる。(T)
散歩道で。