かわずの呟き

ヒキガエルになるかアマガエルなるか、それは定かでないが、日々思いついたことを、書きつけてみようと思う

「全然ゴメン」と云われてしまいました。

2015-12-31 | 気ままなる日々の記録

  今日は大晦日、この施設のお風呂は大混雑、私は火・木・土がお風呂の日で、年末も予定通りと聞いていたのでいつもの時間に出かけたら、大混雑でした。聞けば年末年始はお客が多かったり、おでかけのよていがあったりで、家で介護ができない患者さんが、ショートステイと云う形でこの施設に預けられ、そうした人たちもゆっくりとお風呂に入って戴くということでお風呂が大混雑になっているのだそうだ。

 専用の車いすで浴槽へ入る人を座浴と呼び、専用のベッドで入浴する人を寝浴と云っている。重症の寝浴の方は褥瘡もひどく、入浴前に全部のガーゼ交換が行われる。今までのガーゼをはがすときは随分痛いようで患者さんの悲鳴がよく聞こえる。入浴が終わると褥瘡部の消毒と新しいガーゼに替えその時、薬の塗布もなされ、これも痛そう。患者さんも大変だ。病気は殆どが脳梗塞や脳溢血のようで、脊椎を痛めた人は褥瘡ができるほどではないようだ。

 患者さんの悲鳴を聞きながら思うのだが、介護も大変、患者さんも大変、寝たっきりで2~3年長生きした所でだれもが一度は死を迎えるわけで、発病の段階で重い後遺症が残りそうなときは延命治療はやめて、安楽死も大切な医療だという考え方を普及させたい。

 現在の平均寿命から考えて、70歳を超えた人の発病は安楽死ありの医療にしたらどうだろう。長生きしたい人は60歳代で健康診断や健康のための生活習慣の確立に努力し家族にも迷惑を掛けないようになるのではないか、と思い提案します。

 ところで今日混雑したお風呂で「全然ゴメイン」と云われキョトンとし「すみません、全然ゴメンって、どういう意味ですか?」と聞いてしまった。パートの主婦のおばさんたちだ。「今、全然を付けるのがここで流行ってしまって、全然ゴメンなんて日本語ないですよね、ワハハハ」とお笑いされてしまった。ご機嫌を悪くしないようにいろいろお聞きしたところによると「全然OKです」といういいかたや「全然大丈夫」とよく言うのだそうだ。おばさんたち女学生気分で誰かがナウい言い方をするとすぐに皆が真似て大笑いをするのだそうだ。どうやら全然は100%と云うような感じで強調の副詞として使われているようだ。「それにしても、日本語は難しいですねえ~」とおっしゃっていた。(T)


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1 コメント

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入浴 (齊藤直一)
2015-12-31 21:50:31
3級障害者 要支援2に該当するので、入所した折は要介護の人が入浴する室でお世話になりましたが、3回目から普通の入浴をしておりますが。今日の褥瘡の人の入浴の記事を読まして頂いて、介護する人も大変だが、入浴する本人は大変な苦痛だろうと思います。今日はヘルバーさんも何時もは2人なのに、3人だ。最後の入浴なので、普段入浴されない人も入浴するし、今日は午前は男性で昼からは女性だと。普段入浴されない人とは、どんな人と聞かなかったが、小生は始めはお言葉に甘えて 頭 背中を洗っていただいていましたが、健康の為、運動の為 全部自分で洗っております。中には健康そうに見える人でも、お金が払ってあるからと思われるのか、頭 胴 手足もスタッフに世話になっている人が多い。
入浴は団欒の場と思い、色々話をするが、ある老人(3歳上)と仲良くなり、話が弾みますが耳が遠い、一方通行なので話される言葉は大概わかりますが、小生が話す言葉は、大音量でも判らないので、手話言葉とまでは行きませんが、頭 手で合図をしながらの話、楽しい一時です。
床ずれの人の入浴は大変な苦痛だろうと思いますが、世話をするスタッフもご苦労だと思う。若し小生が寝た切りの状態になった時には延命治療は遠慮したいと思う。
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