アマゾンで「美しい日本の季語」金子兜太監修を手に入れた。ペラペラ見ていて驚いた。知らない言葉ばかりだったからだ。確かに美しい言葉が多い。
俳句を勉強している人たちが美しい心で自然を見ておられることがよくわかった。自然の中にある美しさも言葉をよく知っている人には良く見えるが、言葉を知らないと気付かないことが多い。
淑気もその一つである。淑気は、正月や新春のすがすがしくおおらかで吉兆に満ちた気配や空気、景色のことだそうだ。淑には水が清らかに澄むという意味があり、漢詩に用いられてきた言葉が、日本の季語として定着したのだそうです。
「衣擦れの袴より立つ淑気かな」新たな年を迎えると今まで親しんだ身の回りの何気ないものにも、洗い清められたようなあらたまっ た感をうけます。この言葉を覚えるとお正月が一層楽しくなります。幼稚園ぐらいから、高校生までくらいは、沢山いい言葉を覚えるようにすると人生がゆたかになるのではないでしょうか。皆様お孫さんには、道端の小さな草花にも目を止めて「綺麗だね」と話しかけたり、夕焼雲を指差して「幸せを呼ぶ龍が泳いでいるようだね」と話しかけるようにしようではありませんか。(T)
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