60代までは、私は大晦日は紅白歌合戦を始めからゆったりと観たいと思っていた。この夢はなかなかかなわず、いつも風呂掃除とかトイレの掃除が残ってしまい全部かたづけてから見始めると8時過ぎになってしまった。
此処に入居すると新年を迎えるための仕事もなく、夕食は6時頃出てくるので、十分に時間がとれる。そうなってくると、皮肉なもので見たい気持ちが薄れあまり夢ではなくなってきた。
昨年も暫く見ていたらあまり楽しくなくチャンネルを変えて「もう一つのショパンコンクール」と云うのを見た。
今年はと云うと、伊藤英明大シベリアと云う番組を見ることに決めた。昨夜第一部の放映があったようだが、それは見ていない。今回は極寒の冬イルクーツクからブリヤート共和国、ハバロフスクなどを経由してサハリンにたどり着くという計画だった。遠い昔先人が辿った道を行くということらしい。バイカル湖近くにあるブリヤート共和国にはブリヤート人という人々がおり、それらの人々はDNAの調査で日本人と全く同じと云う研究結果がでたそうだ。確かにテレビに出た人びとは日本人と本当に似ていて遠く離れたシベリヤの地であたかも日本語をはなしているような、錯覚に陥った。旅人伊藤英明も「僕の遺伝子に刻まれた太古の記憶のせいだろうか。ブリヤートの人々にあったとき安らぎを覚えた」という言葉を残してこの地を去っている。
イルクーツクから間宮海峡まで一面の銀世界、或る時は壮絶な吹雪、或る時は見たこともないような美の世界、そして-50度Cの極寒の地、そんな画面を長く見ていて私の頭の中まで凍りついたような気がした。凍りついた頭をやわらげるためにいつもは7;30から始める館内ウオークを9時から始めた。年の暮に良い番組を見て知識が増えたと喜びながら・・・。(E)
妹からの手造りおせち
貴女のみられた番組はよかったですね
日頃のテレビの他の番組も何か食べてははしゃぐ番組
が多くなってつまらないと思う事がおおいです。
いつかご主人がおっしゃっておられるように魅力を感じる番組を尾曽みたいですね