鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3190回】 最初にうまくいかない時こそチャンス

2019年09月24日 | 住宅コンサルタントとして

高校、大学と全く勉強せずに社会に出た私。

 

でも社会に出れば、自分はそれなりに仕事ができるようになるだろう、

と根拠のない自信に満ち溢れておりました。

 

私が大学卒業後、入社させていただいたのは、

一部上場かつ業界最大手の建築資材メーカー。

 

担当させていただいているのは、

地元の年商数億円、もしくは数千万円の地元企業の方々。

 

営業マンとして配属された私は、商売を完全にナメていて、

商品なんて簡単に売れるだろう、と勘違いしていたのです。

 

社会のことを理解していなかったので、売上の大きい会社が偉く、

売上が小さな会社は、売上の大きな会社の言うことを聞いてくれる、

というような、大いなる勘違いをしていたような気がします。

(←まあ、ホンマに頭の悪い学生だったのです)

 

でも、全くお客様は買って下さいませんでした。

 

それどころか、こちらの話すら、聞いて下さいませんでした。

 

ここで私、頭を思いっきり殴られたような感覚になり、

学生時代に自分が思っていた社会と実際の社会はまるで違う、

ということに気づくようになりました。

 

トップ営業マンになるつもり満々だったのに、

何一つ売れない日々が続き、焦りが出てきました。

 

そんな中、先輩は簡単に毎日、お客様から注文をいただいてきて、

更にかなり年上のお客様からも頼りにされています。

 

その姿を見て、自分を変えなくてはならない、ということに気づき、

自分を変えるために本屋さんに毎日通って、

いろんな本を買いあさるようになりました。

 

社会に出て、すぐにたくさんの注文をお客様からいただいていたら、

私のことですから、完全に勘違いして、図に乗りまくっていたでしょう。

 

そして勘違い甚だしい奴に成り下がって、

パッとしないビジネスパーソンになっていたような気がします。

 

最初に順調でないことは、実は大きなチャンスなのです。

 

足を止めて、現実を受け止め、自分の勘違いに気づくことができますから・・・。

 

今、順調でないことは、変わるチャンス。

 

チャンスを逃さないようにしたいものですね。

コメント
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