住宅業界は、
商品で差がつきにくい時代になってきています。
情報がこれだけ簡単に手に入り、
便利な道具やツール類も充実することで、
商品で圧倒的な差をつけることは、
どの業界でも難しくなってきているのです。
これからの時代、住宅業界では、
その会社や個々のスタッフさんからにじみ出るキャラと、
その会社や個々のスタッフさんのおもてなし力で
差をつけられた会社が勝つのです。
自社のキャラをユーザーに伝える上でのポイントは、
日頃から各クライアント様にお伝えしていると思いますので、
ここでは割愛します。
もう1つのテーマである
おもてなし力を高めるために、
どんなことに取り組めば良いのかをまとめます。
先週や先々週に、クライアント様の社員さんに
「抹茶を点てていただいたことはありますか?」
という質問をしたところ、
これらを経験していない方が、結構な割合でおられたのです。
抹茶を目の前で点てていただく、という経験をすると、
日本流のおもてなしの基本が
何となく感覚的に理解できるかと思いますが、
この経験をしていないと、
おもてなしされることのうれしさが
感覚的にちょっと分からないと思うのです。
自分が経験していないことは、
その良さやありがたみがわからない、
ということはあり得ます。
すなわち、おもてなし力を高めるためには、
まずはおもてなしされることの価値を感じられるよう、
自分自身がおもてなしを経験することが大事だ、
ということです。
おもてなしされることの嬉しさが
感覚的に理解できると、
お客様に対し、自分たちも自然とできるようになるのです。
住宅会社のスタッフとしては、
一流のおもてなしを体験しておくべきだ、と改めて思っています。