鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3607回】 経営者の発想が変わらなければ・・・

2020年11月14日 | 住宅コンサルタントとして

仕事に関して真剣に取り組んでいる経営者は、

大きく分けて2タイプに分かれると思っています。

 

1つは、自社で働いてくれている社員さんとそのご家族、

更にはお客様や地域社会への貢献などを含め、

とにかく広い視点で物事を見ることが出来るタイプ。

 

もう1タイプは、勉強好きで

いろんなことにチャレンジするけれど、

業績を高めることにしか興味が無く、

社員さんの成長や地域社会への貢献、

ということが頭の中にあまりないタイプ。

 

後者のタイプの経営者は、

とにかくノウハウが大好きで、

いろんなセミナーや勉強会に参加したり、

マーケティングのセンスも良いのですが、

社員さんと共に成長しよう、という観点が欠けていて、

社内の雰囲気も社長だけが浮いていたりします。

 

社長の能力は物凄く高いのに、

そもそもの発想というか、考え方が小さくて、

こういう会社が経営する会社は、

組織が大きくなっていかないのですね。

 

イメージで言うと、少人数で20棟~30棟くらいで頭打ち、

となるケースが多い。

 

その最大の原因は、トップの考え方や器の問題です。

 

こういうノウハウ大好き系の会社が、

本当に伸びにくい時代になってきました。

 

その理由は、売るべきものが

商品だけでは無くなってきたからです。

 

ここに気付いている経営者は、まだ少ないと思います。

 

逆に広い視点で物事を見ることが出来、

社員さんの成長や地域社会への貢献を

とても大切に考えて経営している会社は、

これからの時代、ますます勝ち組になっていくでしょう。

 

現代は、経営者の能力だけでは勝ちきれない時代なのです。

 

頭打ちになっている会社のトップは、

発想の転換が必要ですね。

 

まあ、こういうタイプの経営者は、

自らの発想を変えることはなかなかできなく、

また新しいやり方やノウハウを探しがちなのですが・・・。

 

結局は、経営はトップで決まるのです。

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