仕事に関して真剣に取り組んでいる経営者は、
大きく分けて2タイプに分かれると思っています。
1つは、自社で働いてくれている社員さんとそのご家族、
更にはお客様や地域社会への貢献などを含め、
とにかく広い視点で物事を見ることが出来るタイプ。
もう1タイプは、勉強好きで
いろんなことにチャレンジするけれど、
業績を高めることにしか興味が無く、
社員さんの成長や地域社会への貢献、
ということが頭の中にあまりないタイプ。
後者のタイプの経営者は、
とにかくノウハウが大好きで、
いろんなセミナーや勉強会に参加したり、
マーケティングのセンスも良いのですが、
社員さんと共に成長しよう、という観点が欠けていて、
社内の雰囲気も社長だけが浮いていたりします。
社長の能力は物凄く高いのに、
そもそもの発想というか、考え方が小さくて、
こういう会社が経営する会社は、
組織が大きくなっていかないのですね。
イメージで言うと、少人数で20棟~30棟くらいで頭打ち、
となるケースが多い。
その最大の原因は、トップの考え方や器の問題です。
こういうノウハウ大好き系の会社が、
本当に伸びにくい時代になってきました。
その理由は、売るべきものが
商品だけでは無くなってきたからです。
ここに気付いている経営者は、まだ少ないと思います。
逆に広い視点で物事を見ることが出来、
社員さんの成長や地域社会への貢献を
とても大切に考えて経営している会社は、
これからの時代、ますます勝ち組になっていくでしょう。
現代は、経営者の能力だけでは勝ちきれない時代なのです。
頭打ちになっている会社のトップは、
発想の転換が必要ですね。
まあ、こういうタイプの経営者は、
自らの発想を変えることはなかなかできなく、
また新しいやり方やノウハウを探しがちなのですが・・・。
結局は、経営はトップで決まるのです。