鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3656回】 2021年の基本戦略

2021年01月02日 | 住宅コンサルタントとして

2021年、弊社が住宅会社のクライアント様に

ご提言させていただく方向性をまとめたいと思います。

 

商品は、分かりやすく。

マーケティングは、同業他社と異なる方法で展開する。

そしてチームで一組のお客様に対応していく。

 

大きく分けると、この3点となります。

 

まず商品に関してですが、

とにかく住宅業界全体が

価格と仕様が非常に分かりにくく、

更にその価格の中にどこまで含まれているのかが、

本当に不親切すぎるのですね。

 

この部分を解消するために、

既に昨年後半より該当するクライアント様には

新しいことにチャレンジしていただいているかと思いますが、

2021年の上半期で各クライアント様は、

市場にかなりインパクトを残すことになるでしょう。

 

次にマーケティングですが、

基本的にいろんな会社がWEB、SNSを

駆使してくるようになりました。

 

ただ、その中身はまだまだ広告くさく、

YouTubeを見まくっている若い世代は、

広告くさい発信を極端に嫌うか、スルーしまくります。

 

ここをしっかりと理解した上で、

家を建てる世代のお客様に刺さる内容・伝え方をしなければ、

WEBマーケティングの効果がほぼ無いでしょう。

 

内容と伝え方が本当に重要であり、

その部分で同業他社と如何に差別化していくかがポイントです。

 

個人的にはもうここは明確にイメージできていて、

後はクライアント様に実践していただくのみです。

 

そして最後の接客・営業面ですが、

ここはもう個人でやる時代は完全に終わっていて、

如何にチームで対応するのかが重要です。

 

そしてチームで接客をするということを

現場のスタッフさんたちに任せっぱなしでは、

当然ながらうまくいかないことが多いのです。

 

トップがその必要性を理解し、

しくみをつくれる人に権限を委譲し、

ご主人も奥様もお子様も、

皆が楽しく家づくりができる環境を

住宅会社として用意しなくてはならない時代なのです。

 

この3点を押さえることができた会社が、

飛躍を遂げる2021年となるでしょう。

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