鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3658回】 利用者目線でサービスや取扱説明書を設計する

2021年01月04日 | 住宅コンサルタントとして

実は昨年に私が乗っていた車を変更し、

MINI PHVにしました。

 

たまたま自宅兼オフィスを新築した際、

200Vの電源を外部に設計していただいていたので、

車を利用した後、すぐに自宅で充電できます。

 

自宅近所で利用する際は、本当に快適でした。

 

ところがこのMINI PHV、

かなりの長距離を走って、充電が少なくなると、

ガソリンだけでの走行となるのですが、

そうなった際、途端に運転した際のスムーズさが無くなり、

モーター音も大きくなるという欠点があります。

 

これまでまったく電気自動車用の充電を

外でやることが無かったのですが、

この冬休み期間に、県外で充電スタンドに立ち寄ってみました。

 

すると、電気自動車の充電に関しては、

もうめちゃくちゃ遅れているということが分かりました。

 

私、充電スタンドに立ち寄れば、

電気自動車に乗っている人であれば、

誰でも気軽に充電ができると思っていました。

 

ところが、今回来ている四国で、

充電スタンドで充電しようとしたら、

充電用のノズルが設置場所から外れないのです。

 

で、ネットで利用方法を調べたのですが、

これが全く持って分かりにくいのに加え、

どうやら何らかの団体の会員になる必要があって、

その会員になるには、月額3800円を払わなくてはならないそう。

 

その充電スタンドのシステムの名前は、

 

「チャージスルゾウ」

 

っていうのですが(ネーミングが究極にダサい)、

おそらくこの制度設計をしたのは、

顧客目線でサービス提供を設計できない人たち、

ということがすぐに分かります。

 

なぜ、弱小の自分たちのプラットフォームでサービスを展開しようとする?

例えばFBやLINEアカウントを利用して会員登録してもらった方が

全然早いし、お客様も抵抗ないと思うのです。

 

個人の会員から月額3800円という数字が

如何に抵抗があるのかが、なぜ分からない?

 

地球環境に配慮して、電気自動車の普及率を高めたいのでしょうが、

現状の充電スタンドの精度は、かなり問題があような気がします。

 

ちなみに、我々住宅業界も、

お客様目線でサービスや取扱説明書を設計できているでしょうか?

 

人のふり見て、我がふりなおせ、ですね。

コメント
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