弊社のクライアント様の社員さんたちは、
もう本当に優秀な方が多いです。
接客したお客様の50%以上を契約する、
スーパー営業マンであるとか、
デザイン性の高い注文住宅を年間30棟以上、
完工させるスーパー現場監督とか、
年間30棟以上の積算+実施図面を
仕上げる設計さんなど・・・。
各々、自分の専門分野のスキルを極めた、
スペシャリストです。
優秀なスタッフが多いことに越したことはありませんが、
ある一定の規模の組織には、
スペシャリストとゼネラリストがバランスよく必要となります。
年間棟数が30棟前後くらいで、
組織の人員構成が8人未満だと、
各部門、担当が1~2名なので、
組織が全員、スペシャリストでもうまく機能します。
ところが、50~60棟を超えてくると、
全てのセクションを複数名で回すため、
各セクションにリーダーが必要となります。
リーダーに必要な要素が、ゼネラリストとしての資質。
自分の専門分野における知識や思考力は抜群なのに、
部下の育成であったり、
チーム内の業務の振り分けやスケジュール管理ができる人がいないと、
組織内における業務はうまく回らなくなったりします。
そして新人や未経験を採用しても、
上手に育成できないために、
スタッフさんが退職したり、ということも起こります。
スタッフさんを採用する際に、
個人の能力や実績だけを見て採用すると、
スペシャリストばかりの組織になり、
ある一定の段階でマネジメントが機能しなくなる。
組織が成長していく中で、
スペシャリストだけでなく、
ゼネラリストもある一定数、必要になってくる。
経営者はそういうことも知っておくとよいでしょう。