鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4403回】 この時代、家を建てるお客様は社会的成功者

2023年01月19日 | 住宅コンサルタントとして

これだけ物価が上がっている今、

家を建てようとする方は、

収入はそれなりにあって安定している、

いわば社会的成功者の方が大半です。

 

おそらくどの住宅会社でも同じでしょうが、

自社で契約していただけたお客様の世帯年収の平均値は、

5年前と比較すると上がっていると思います。

 

自社で契約して下さるお客様の収入は上がっているのに、

肝心の自分たちの接客レベルや商品力が過去と同じ、

という会社が苦戦していることは、私自身、

年末年始にクライアント様の実績を分析して、理解しました。

 

弊社のクライアント様で、2022年、業績が良かった会社さんは、

いずれも契約単価が順調に上昇していて、

更に商品や接客のレベルが上がっているのです。

 

更にもう一つ言える傾向は、

自社の商圏エリアを超えるエリアの方から

家づくりの相談が来る時代となった、ということ。

 

昨日、お伺いしていたクライアント様でも、

もともと1つの県で商売をされていましたが、

今では隣接する3つの県からも引き合いが来て、

気づけば4県に渡って注文住宅を展開していることに・・・。

 

施工範囲が広がると、現場管理が大変、

と思う方もいるかもしれませんが、

DX化の最先端を行っているこのクライアント様、

職人さんは大変ですが、監督はそれほどでもない、とのこと。

 

時代の変化に適応できている会社さんは、

この意味、理解できますよね?

 

このクライアント様、メイン商圏のエリアの土地は、

1000万円台であるのですが、

隣接するエリアになると、土地価格が2000~4000万円台に

跳ね上がります。

 

すなわち、隣の県だと総額5000万~7000万円台になるのです。

 

こういう家を建てる方の世帯年収は、

平均すると1000万~2000万円なのですが、

その層のお客様になるほど、成約率が高くなっているのです。

 

その理由、何だか分かりますか?

 

それは、過去から社員教育に力を入れてこられ、

コミュニケーション力や接遇力、更には建築知識が、

高年収の方でも全然通用する準備を

何年もかけてやってきた、ということです。

 

エース級の営業マンには、

品の良さとしっかりとした知識経験が備わっているのです。

 

まあ、皆、イイ男なんです。

 

住宅業界的に、この品の良さと知識を

両方兼ね備えている営業マンが少ないので、

ひょっとしたら、このゾーンはブルーオーシャンなのかもしれませんね。

 

いずれにしても、過去からこのクライアント様に

一流のおもてなし力を習得していただくために、

いろんなことにチャンレンジしていただいたことが

確実に実になったなぁ、と個人的にメチャ嬉しいです。

 

住宅会社に来場されるお客様の層は確実に上がっています。

 

そのお客様に対し、対応できる力が皆さんの会社にありますか?

コメント
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