先週末、第二の故郷である北海道の旭川に行っていて、
旭川駅前の衰退ぶりにちょっと悲しくなりました。
私が住んでいた頃は、西武と丸井今井という、
2つの百貨店が存在していたのですが、
その2つとも既になく、
更に何棟かあったファッションビルも閉鎖され、
ここ最近建った、まだ新しいビルですら
テナントに空きが目立っていたのです。
その昔、買物公園通りと言われていたメインストリートは、
「買い物できない公園通り」となっていて、
本当にさびれた通りとなっていました。
旭川、北海道第二の市なんですけどね・・・。
そして買物公園通りを歩いていて、
これはまずいよなぁ、と感じることがありました。
それは何店舗かの居酒屋さんが
店頭で流している音声での呼び込みで
「店内でたばこ、吸えます」
という内容だったのですね。
北海道は喫煙率が高いので、
この呼び込みが正解なのかもしれませんが、
煙草を吸わない私からすれば、
喫煙者が多く、服に臭いがつく可能性があるお店は
絶対に避けたいところ。
煙草を吸う方にアピールすることで、
煙草の臭いが苦手なお客様を遠ざけることに
つながっていることをお店側は理解できているのかな、
と感じました。
煙草が吸えることと価格の安さ訴求程度しか、
そのお店の店頭から感じられる要素はなくて、
これじゃ、良質なお客様は引き寄せられないなぁ、と
感じておりました。
閉店したビルや喫煙者を呼び込むお店が多々ある通りには、
煙草を吸わないお客様や煙草の臭いが苦手な女性は
まず歩かないことでしょう。
買い物公園通りのお店はどこもガラガラなのに対し、
朝早くにおじゃました東川町(人口が増加している町)の
中国茶屋さんはお客様で満席でした。
朝から中華粥を中心としたモーニングをやっているお店です。
中国茶そのものもこだわりの生産者から輸入していて、
店内のしつらえなどもこだわりが感じられ、
良質なお客様で溢れ返っておりました。
こだわりや信念を持って、
それをしっかりと発信し続けるお店は、
遠くからでもお客様は来て下さる。
一方、こだわりも信念も無く、
安直な集客方法に頼っているお店には、
良質なお客様は足を運ばない。
住宅会社も同じだな、と感じたのでした。