商売の基本は、自社に好感を持ち、
自社の商品やサービスを繰り返し買って下さるお客様を
一組でも増やしていくことです。
一度、接点があったお客様とご縁の輪が
着実に広がっていくイメージですね。
住宅業界の場合、自社で家を建てて下さったお客様はもちろん、
日頃、自社の仕事を請けて下さっている取引業者様との輪も
広がっていくことが望ましいですね。
こうしたご縁の輪が自然と広がっていく会社は、
人付き合いが上手と言えます。
関わる方から好かれ、また会いたいと思われるだけの
魅力や人間性がある、ということです。
ところが、こうした輪が自然と広がっていかない会社が
実は結構存在するなぁ、と感じています。
「誰か、良い人、いない?」(←営業・設計・監督など)
「大工さんとか基礎屋さん、紹介して!」
とお願いばかりしていて、
今、取引している取引先様やOB様から紹介いただけないのです。
こういう体質の会社は、商売が広がりにくいとも言えます。
では、なぜご縁の輪が広がっていかないか?
根本、弊社のクライアント様を拝見していて、
輪が自然と広がっていく会社に共通するのは、
とにかく人が好き、与え好き、お役立ちが大好き、
というタイプだなぁと感じます。
そして何より情に厚く、人付き合いを大切にし、
いろんな方たちに愛情を注ぐことができるタイプ
と言えるでしょう。
一方、輪が広がっていかない会社に共通するのは、
ビジネスライクであり、ギブよりもテイクを好み、
人様のお役に立とう、という意識が低いイメージがあります。
ご縁をあまり重視していない感じもします。
そして与え好きでは無いのですね。
どの業界でも、情報が簡単に入手できる時代なので、
商品で差がつかなくなっていくのです。
ですから、ご縁の輪が広がっていく、
人付き合いが上手な会社の方が
商売は有利になっていくでしょう。
皆さんの会社は、ご縁の輪が自然と広がっていくような
人付き合いができているでしょうか?